エッタール修道院 Kloster Ettal
バイエルン州
概要
神聖ローマ帝国のローマ皇帝でもあるバイエルンの公爵ルートヴィヒ4世によって1330年に建てられたベネディクト派修道院。
中央に円形のどっしりとしたドームを乗せ、左右に緑色をした玉ねぎ形の塔を持つ白壁の建物である。
左の塔は1853~1854年に建てられ、1906~1907年に建てられている。
本堂の白いファサードには12体の彫像がはめ込まれ、彫像の間に配された神殿風の柱には柱頭装飾が施されている。
教会内部は、主祭壇の両側にそれぞれ3つの脇祭壇が並び、白壁に金やピンクの装飾といった絢爛豪華なロココ様式の装飾で埋め尽くされている。
皇帝が修道院に贈った大理石の彫像エッタールのマドンナが教会の高い祭壇の上にある。
ここはガイドツアーに参加しなければ、大聖堂を含め修道院の見学は無料となっている。
隣接して博物館があり、そこは有料である。
この修道院でもドイツの他の多くの修道院と同じく、財政的な基盤は修道士たち自らの生産物による収入から成りたっている。
ホテル・レストランを経営し、ビール醸造所、蒸留酒製造所、更には出版社も運営している。レストランで修道院で醸造された地ビールを飲むのもいいみやげ話になる。
修道院の公式ページ http://www.kloster-ettal.de
エッタール修道院へのアクセス
バス
ガルミッシュパルテンキルヒェンからリンダーホーフ城行き9622番で約25分。他に9606番もあり、1~2時間に1便くらい。
いずれも、途中オーバーアマガウを通っている。
周辺の見どころ
リンダーホフ城 Schlos Linderhof
は こちら