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ドイツの現地情報

治安状況

一般的には決して悪くないが、移民・難民が多くなり、地区によってはドイツ人以外の住民が多く居住しているところがある。
とりわけ、中東からの大量難民が押し寄せてこういう地区が増えている。こういう地区には極力侵入しない方がいい。

ドイツでもテロ騒動が起きている。ベルリンで市場にトラックが突っ込んできた事件があったが、人が多く集まるところには、テロが標的にしやすい。警部が甘いところが狙われる。

スリ・置き引きはほかのヨーロッパ同様どんなところでも起きている。
背中に背負っているリュックなどが特に狙われている。
カフェなどで隣席の人に親切に話しかけてきたら要注意だ。睡眠薬入りドリンクをおごられるか、いかがわしいところへ案内されるか、何か悪さを企んでいる。そんなに親切な人はそんなにいない。テレビ番組でやっているのは、みんなヤラセであることを心しよう。

電気・通信事情

電圧
220V 50hz 
プラグ;2つ穴(Cタイプ)

テレビ・ビデオ・DVD方式;
テレビ・ビデオ方式:PAL、
日本(NTSC)のビデオテープは再生できない。
DVD地域コードRegion Code:2(日本と同じ)
ヨーロッパではリージョン2に加えてサブコードのD1~D4が存在する。
D1:イギリスのみで販売、
D2とD3はイギリスとアイルランド以外で販売、
D4はヨーロッパ全土で販売。
DVD内臓パソコンでは通常PAL出力対応なので再生できる
DVDプレーヤー専用機では映像規格が異なる(NTSCとPAL)ため再生できない。ただしPAL対応機種なら可能)。
リージョンフリーと記されているDVDでも映像規格(NTSC、PAL)が異なれば再生できない。
ブルーレイBlu-ray Discではヨーロッパが地域コードRegion Code B、日本はAなので相互の互換はない。
いずれの場合でも、日本国内でも対応できるものを販売しているところもあるが、各国とも結構怪しいものが少なくない。とくにラテン系やアジアでは要注意だ。
現地の市販されているゲームソフトはリージョンの区分はDVDと共通ではない。

通信事情

ドイツからの国際識別番号:00
--日本の国番号:81
--相手先の電話番号(市外局番の最初の0はとる)

日本からドイツへかける場合
--国際電話会社番号
---001(KDDI)
---0033(NTT)
---0061(ソフトバンク)
---005345(au携帯)
---009130(NTTドコモ携帯)
---0046(ソフトバンク携帯)
--010(国際識別番号)KDDIは不要(001だけ)
--ドイツの国番号:49
--相手先の電話番号(市外局番の最初の0をとる

携帯電話事情

ドイツはほかのヨーロッパやアジア諸国同様、携帯の通信方式にGSMを採用している。
GSM(Global System for Mobile Communications)方式はアジア諸国を含め世界シェアの70%を超えるといわれている。(アメリカはGSM方式ではない)
したがって、日本の携帯電話はそのままGSM方式を採用している国では使用できない。
日本国内の端末の一部機種では国際ローミングをしてくれるものがあり、これを携行すれば現地でも利用できるが、海外での利用料金は日本で使う時よりも割高となる。
同じ旅行をしている仲間に連絡するときでも、その都度国際通話になり高いものとなる。

ヨーロッパに少し長く滞在する人やたびたびアジアやヨーロッパを旅行をする人には、現地での携帯電話の購入もお薦めだ。
非居住者でもパスポート持参で購入できる。
安いから仲間にも持たせてフリータイムなどでは互いに連絡取り合ったりすることもできる。5000円くらいからある。結構機能の充実しているものでも1万円はしない。
各国ともプリベード式が普及しており、その国のSIMカードを挿入するだけですぐに使える。

携帯端末は日本のように電話会社とは関係なく、一度メーカーの携帯端末を購入しておけば、どこの電話会社のSIMカードでも使えるようになる。(Nokiaが最も普及しており、各国ともかなり安い)
電話番号はSIMカードを購入するときに決まる。同じSIMに料金追加手続きをすれば番号は変わらない。他の通信会社のSIMに変えれば、新しいに番号がなってしまう。
プリペードした料金がなくなったら、同じ携帯電話の最寄りの代理店に行けばすぐに追加手続きをしてくれる。
GSM方式の携帯端末はアジアなどへ持っていっても同様にその国のSIMで使える。
一度端末を購入しておけば、海外旅行をするときにはいつでも使えるわけだ。

SIMカードもヨーロッパではどこの国もその国で使えるものが10ユーロから買える。
どこの店でも、端末を購入するときには10ユーロ分のSIMが含まれている端末機器が販売され、その場ですぐに使えるようにセットしてくれる。以後はカードの追加もどこの店でも簡単に応じてくれる。
その際に、パスポートなどに身分証明書が必要になる。

携帯電話事業者

ドイツ国内では4社の携帯会社がある。
Telekom:ドイツテレコム社(NTTのような会社)
Vodafone(英国系)
E-plus:(格安)
O2(英国系)

携帯モバイルルーター

携帯モバイルルーターも、海外仕様のものなら同様にSIMを入れてもらえばどこでも使える。
3星クラス以上のホテルでは、無料でWiFiが使えるようになっていて、チェックインの際にパスワードを書いた小さな紙切れをもらうことができるが、出力が弱くて、機種によっては使えないことがしばしば起きる。
モバイルルーターを持参して、携帯電話会社でSIMを入れてもらった方が確実だ。

郵便事情

ドイツでは郵便事業は民営化されている。Deutsche Post AG。
郵便局はイエローで統一されている。イニシアルは郵便馬車の伝統からホルンのマーク。
駅構内やショッピングセンターの中にカウンターを設けているところもある。
-営業時間:
月~金曜8:00~18:00。(昼休み閉まるところもある)
土曜は~12:00、日曜、祝日は休み。
主要都市中央駅構内ではやる遅くまで営業しているところもある。
-郵便料金:日本への場合、
ハガキE1、定型封書が20gまで0.90ユーロ。50gまで 1.50ユーロ
定型サイズは最小:140×90mm、最大:235×125×10mm
50gまでの小型航空〒Kompaktbrief 1.50ユーロ
箱型の場合(単位cm)
最小:15×11×1
最大:3辺の合計が90cm以内
但し、1辺が60cmを越えてはならない

DHL便(DHL Paeckchen-International):2kgまで,16.00ユーロ
プラス軽量小包(Pluspaeckchen-International):5㎏まで46.99ユーロ
ただし、郵便局で販売している定型の箱(Packset)を使用する。
(郵便料金はたびたび変更になる)

ビジネスアワー

官公庁・銀行

月~金曜の平日9:00~12:00と14:30~16:00、
銀行は木曜は~17:30。
土・日曜、祝日は休み。州内の祝日も休業となる。
12月24日と12月31日は休みとなる
1月初めは元旦だけ休日、2日から平常通り。

美術館・博物舘

ほとんどの美術館・博物館は火曜日から日曜日は10:00~17:00、水曜日は10:00~20:00.
多くが月曜日は休館日。水曜日は多くで入場無料になる。
25歳未満の学生、60歳以上の高齢者は割引になるが、EC圏のパスポートを持つ人に限るところもある。

商店

月~金曜の平日9:00~20:00、土曜9:00~16:00(主要都市は18:00までが多い)
クリスマスシーズンは土曜も18時や19時まで営業しているところがあるが、12月24日と12月31日は商店は昼までの営業となる。
1月初めは元旦だけ休日、2日から平常通り。
3月下旬~4月にかけての復活祭前後は連休になるので休業する日が多い。

レストラン

昼食11:30~14:00頃、
夕食17:30~23:00頃

チップ

ドイツ語ではチップはトリンクゲルトという。
ドイツ国内では基本的に料金にサービス料が含まれているので、チップは必ずしも必要ないとされる。
心地よいサービスをしてくれたときには、感謝の意を表す心づけとして渡す習慣がある。
差し上げたら失礼にあたるなどとは誰も考えない。
特別なことを頼んだ場合には、サービス内容によって1-5ユーロ渡す。
レストランやホテルなどでは勘定にサービス料が付いてくることが多い。
ホテルのポーターにも、最低限のサービス料金が決められていて、きちんと請求されることがある。
空港などではレシートが渡される。
豪華なホテルに宿泊したり、レストランで食事をしたりする場合には、わずかなチップ程度でケチらないことだ。
とかく、高級なところを利用する人たちのなかは、自分の懐で支払わないため、チップを渡すタイミングがわからなかったりする。同行する人が気づいてそっと相手に手渡しておく方がいい。
いいサービスを期待して高額の料金を支払うのだから、相手に通じる気配りが要る。
どんなところでも、サービスをする人はお客様からのサービス料が生活の糧なのだ。
一般常識的チップはいかが目安だ。

ホテル:ベルボーイやルームサービスを頼んだとき1ユーロ程度。
空港や駅構内でポーターを頼んだ時には、運搬料をチャージされる。レシートをくれるからその金額を支払えばいい。

レストラン:
店の格にもよるが、一般には5~10%ぐらいの額のきりのいい金額に切り上げて渡すか、つり銭を、テーブルに残す。

タクシー:
距離・時間だけでなく、荷物の数や早朝深夜休日など料金カテゴリーが決まっていて、領収書が渡されるのでその金額だけ支払えばいい。

トイレ:
公衆トイレはコイン式の自動ロックになっていることが多い。
車やバスで旅行中のときには、小銭を絶えず携帯していた方がいい。

税金

食料品と書籍以外のほとんどの商品に付加価値税Mehrwertsteuer(Mwst.と略す)が19%かかっている。
ファストフードなどでも、店内にテーブルやカウンターがあってそこで食べることができるところは、食料品とみなされない。
旅行者は一つの店で一つの商品について、一定金額以上の商品については、この付加価値税はユーロ圏を出国する際に手続きをすれば払い戻しを受けることができる。
ただし、書類作成の手間の煩わしさもあって、店が勝手にこの取り扱いをしないと勝手決めているいう場合がある。
手に抱えてユーロ出国の空港まで持参して時間をかけて免税手続きをして戻される金額がほんの僅かとがっかりする向きも多い。
どこの国の免税手続きも、その専門業者が代行しているので、そこの手数料を差し引くため、旅行者に戻ってくる金額がわずかになってしまう。
なお、ホテル代や飲食代には付加価値税は還付されない。

トイレ事情

市内には公衆トイレはあまり多くない。市街地ではカフェなどで利用する。
高速道路のドライブインも日本のように賑やかではない。
ガソリンスタンドと併設の簡単な飲食物、雑貨などを売っているところやカフェがあるところにはトイレが設置されている。
小用は無料だが、大用、女性用はドアにコインを入れるオートロックタイプもある。
駅の中には必ずあるが、ここもオートロックタイプになっているときもある。
切符を買わないと使えない日本の鉄道駅のトイレと違って、改札がないので自由に使える。
欧米人はタンクが大きいのだろうか、日本人ほどたびたびトイレへ行かない。
混乗の長距離バスや定期観光に乗っているとよくわかる。そんな時は水分をあまり摂取しないことだ。












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