エチオピアのスポーツ・娯楽
サッカー
エチオピアで最も人気のあるスポーツ
毎週末になると、朝未明のうちから町の中心的広場では多くの子供たちが集まってきてサッカーを楽しんでいる。
首都アジスアベバでは、最も有名な広場の一つである「マスカルスクエアー」に、子どもから大人まで1000人以上の市民がサッカーを楽しんでいる。
田舎の町でも朝から夕方まで狭いところ、凸凹な道でも、裸足でボールを追いかけている。
プロリーグ
エチオピア・プレミアリーグと呼ばれる。
主にアディスアベバとその周辺都のチームによって開催されている。
アディスアベバやその周辺都市のチームがほとんどで試合もその都市で行われる。
そのため、プレミアリーグに所属していない地域の人々はあまり関心がない。
エチオピアではイングランド・プレミアリーグが大人気で、毎週末、ほとんどの大人たちは家のテレビや、町のテレビハウスと呼ばれるところへ行ってプレミアリーグを観戦している。そのため、目が肥えているため、エチオピア・プレミアリーグのレベルが低いことを嘆く人々も少なくないという。
陸上競技
エチオピアが最も強いスポーツは陸上、とくにマラソンなど長距離走である。
エチオピアはオリンピックで毎回多くの金・銀・銅メダルを獲得しているが、すべて陸上競技によって獲得したものである。
エチオピアは住民の多く居住する地域が標高2000m以上の高原であり、首都アディスアベバも標高2400mの地点にある。このため、心肺機能が鍛えられ、これが長距離走にとって有利であると考えられている。
1964年の東京五輪とその前の1960年ローマ五輪で、マラソン2大会連続金メダルを獲得したエチオピアの英雄アベベ・ビキラは多くの日本人が知るところである。