エチオピアの文化・伝統芸能・音楽

伝統芸能

エチオピアは約80の民族が存在する多民族の国で、それぞれが豊かな文化を持った民族には異なる民俗舞踊のステップがあり、長い時間受け継がれている。

そんな文化芸術の中心であるのが、エチオピア国立劇場の誇る民族舞踊団で、世界中で公演を行っている。日本でも公演が催された。

エチオピア国立劇場 Ethiopia National Theatreは、首都アジスアベバの中心地にある劇場。
1945年、エチオピアの伝統芸能を保護し、伝承するだけでなく、西洋の音楽や演劇も積極的に取り入れ、より質の高い芸術を生み出すことを目的に設立された。
現在では、伝統楽団・伝統舞踊団・ストリングオーケストラ・劇団等を保有し、古典からモダンアートに至るまで、幅広い分野におけるエチオピア芸術の発信地となっている。

エチオピア国立舞踊団は、エチオピア国立劇場が誇るアーティストたちの集団で、世界各国での公演を行っている。

音楽

エチオピアのミュージシャンは、独自の歴史と習慣をもった音楽家集団で、エチオピアの音楽を支えている。

マズモル

エチオピア正教の賛美歌。

アズマリ

民族衣装を着たアムハラ人によるダンサー兼歌手のことで、冠婚葬祭や宴会の余興、教会の儀式などに用いられている。

ラリベロッチ

朝早く家々の玄関で祝福の内容を歌う門付の芸人で、金や食料をもらう音楽家集団。

エチオピアの代表的民族楽器

マシンコ Masinko

エチオピアで最もポピュラーな楽器で、弓を使って演奏する。木のフレームに山羊の皮を張った一弦のバイオリンのようなもの。弦は黒馬の尾の毛。

クラール Kirar

「ダビデの竪琴」の原型と言われる5-6弦の竪琴のような弦楽器。
最近はギターが主流。指でかき鳴らしたり、ピックを使って演奏する。

ワシント Washint

日本の横笛によく似た、4つの穴の竹製フルート。長さで音階を調節。

カボロ Kebero

教会のセレモニーに欠かせない両面太鼓。太鼓の両面には牛の皮を張ってあり、手で叩いたり、バチを使う。












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