シェマハ Shemakha
概要
バク-の西約100キロ、車でバスで2時間あまりに位置する東西交易の中心地として栄えた町。
かつてこの地は11世紀にペルシャからの亡命貴族シルヴァンシャー朝の都だった。
1859年と1902年の度重なる地震で町が破壊されたため12世紀になって都はバクーに移された。
町を見下ろす丘の上には、シルヴァン王朝の初代王であるシェイク・イブラヒム・シャ-などを祀った7つの廟がある。
10世紀に建てられたカフカス地方最古で最大の金曜モスク、ジュマ メシド Djuma Mosqueがある。ミナレットの無い四角形をしている。
1918年3月のアルメニア人民族主義者によるジェノサイドで金曜モスクが放火され、
多くのアゼルバイジャン人が焼き殺された。モスクは基本的な構造への影響はなく、2010年から2013年にかけて再建されている。
ツアーでは、トイレ休憩のため金曜モスクに立ち寄ることが多い。