グバ Guba
人口=約16.2万人。
概要
アゼルバイジャン北部、首都バクーからカスピ海沿いに北上して、ロシアとの境にある町。グバ県の県都で、クヂャル川に面する。
リンゴと絨毯が特産品。
18世紀、ファタリカンの時代にはアゼルバイジャン最大の権力を誇っていた。
周辺には、17もの民族が住み、独自の言語と習慣を守り、独特の衣装をまとった服装をした珍しい少数民族もいる。
見どころ
霊廟 Mausoleums of Agbil
16世紀に建てられた3つの霊廟。うち2つは伝統的な構造になっているが、もう1つは高いドームと広い入口のある8面体の建物である。この霊廟は、八角形の石柱に焼きレンガが積み重ねて造られている。
ジュマ モスク Dzhuma Mosque
シリンダーのような八角形をした、この地方にだけ見られる特有の、19世紀創建の金曜モスク。この様式のモスクは最初にこのグバで建てられ、次第にアゼルバイジャン各地に広まっていった。
サキナハーナム・モスク Sakina-Khanum Mosque
1854年にアゼルバイジャンの有名な科学者、および作家であるバキハノフ Abbasqulu Bakikhanovの妻が建てたモスク。
赤レンガで造られたモスクで、多面体のシリンダーのような形をしている。各面には半円を描いた窓が取り付けられ、ファサードの上部には小さなレンガで造られた庇が付いている。ドームの上部には、優美な装飾が施されている。
ゾロアスター寺院 Zoroastrian Temple
グバ郊外の村にある古代ゾロアスター教の寺院。
シラグ・カラ城塞 Chirag-Kala Fortress
ギルギルチャイ城塞の防衛の要となっていたシラグ・カラ城塞の近くにある城塞。
シェイクユシフ廟 Sheikh Yusif Mausoleum
グバの北東、ハチマスにある四角い焼レンガで建てられた霊廟。15世紀から17世紀にかけて建てられた、アゼルバイジャンにある霊廟の中でも特に古い物の一つに数えられている。