スウェーデンのホテル事情
スウェーデンをはじめ、北欧の物価はヨーロッパの中でも群を抜いて高い。
ホテル宿泊料金もロンドンやパリと同等レベルだ。しかし、ロンドンやパリほどの華やかさはなく、至ってシンプル。それが北欧風といえばそれまでだが、決してバロックしていない。華やかさはあまり感じない。一部の5星クラスには豪華さも見られるが、4星となると途端にさっぱり感が強くなる。どのレベルも清潔感は十分ある。
全体的にホテルの数はそんなに多くなく、大都市でも限定的だ。
だから、ストックホルムのような主要都市でも何か大きなイベントがあると途端に市内のどこもが満室状態になる。
国際会議・学会、見本市が多く、それもほとんどは6月と7月に集中する。こういうイベントは主催団体が市内のホテルを押さえてしまうので、直前まで待ってもなかなか空室が出てこない。
北欧旅行のプランを立てる際には、まず予約ネットなどで空き室状態をチェックして巡る順序や出発日を決めるべきだ。北欧の他の国の都市でも同様なので、合わせてチェックしておくべきだ。大安吉日だとか、週末だからと決めてから旅行会社に相談すべきではない。それでもどうしても、宿泊したい場合には、大都市は初めから中心地を避けて、近郊の町を選ぶべきだ。その際には地下鉄、路面電車などの交通の便利な都市を選択した方がいい。
スウェーデンは鉄道駅が市内の中心地にあるので、空港へのアクセスに便利な駅に近いところのホテルを選ぶといい。空港行きは電車だけでなく、バスも駅前から出ることが多い。
宿泊料金は季節による大きな変動はない。また都市による料金の差もあまり大きくはない。
平日と週末の料金差の方が大きいので、うまく組み合わせる方がいい。
アイスホテルやツリーホテルなど特徴のあるホテルは早くから満室になるので、早めの手配が必要だ。