スウェーデンの概要
国 名
スウェーデン王国, Kingdom of Sweden
漢字表記瑞典
国コード
ISO3166=SE/SWE/752,
NET=.se,
IOC=SWE
プロフィル
北ヨーロッパのスカンディナビア半島にある国。スウェーデン語ではSverige(スヴェーリエ)といい、スヴェーア族の国の意。
スカンジナビア半島の東半分を占める森林や湖などの自然に恵まれた立憲君主国。
東はフィンランド、西はノルウェーと接し、南はオーレスン海峡を挟んでデンマークと向かい合う北欧最大の国。
14世紀末からのデンマークによる支配を経て、1523年にスウェーデン王国として独立、現在に至る。
先祖は9世紀前後にヴァイキングの名で知られる海洋民族であった。
世界的に有名なメーカーやブランドが多い国である。
自動車メーカー、ボルボ VOLVO
イケア、世界最大の家具チェーン。
H&M、世界22カ国で展開する衣料品チェーン。
エリクソン、通信機器メーカー。
また、北部の都市キルナは鉄鉱石の産地として有名であり、これを背景とした鉄鋼業が盛んである。生産される鋼材はスウェーデン鋼と呼ばれ、上質の鋼材として国際的にも評価が高い。
プロ用カメラ・レンズ製造のハッセルブラッド社などがあるのも硬い鋼材があることでできたものだ。
国のシンボル
国 旗
旧宗主国であるデンマーク国旗のスカンジナビアクロスを用い、王朝の紋章で使われている色である青地に黄色の十字に変えたもの。
12世紀半ば、フィンランドとの戦いの直前にエーリク王が「青空に金色の十字架」が横切るのを見たという故事に由来する。1562年に制定されたもの。青は湖を、黄色は黄金または輝く太陽を象徴する。
国 花
セイヨウトネリコ
国 歌
古き自由な北の国
国 土
スカンジナビア半島の中央、東側に位置する。国土の7分の1は北極圏。
半島西部はスカンジナビア山脈が南北に連なっているが標高は2,000m程度しかないなだらかな山脈である。
ボスニア湾やバルト海に沿って平野部はあるが、それほど広大ではない。
国土の65.9%は森林(針葉樹林)に覆われている。このため、針葉樹に限定すれば世界第5位の生産量(世界シェア5%)を占める。
国土の8割が冷帯に属し、南部のスコーネ県を除き厳しい冬である。また夏も全般的に冷涼としている。
農地は国土の6.5%であるが、農業従事者は国民の1.5%に過ぎない。しかしながら、高い生産性によって、穀類の自給率は121%に達している。
9万以上の湖沼が存在する。中南部に最大のヴェーネルン湖と2番目に大きなヴェッテルン湖が位置する。肥沃な地はスコーネ県しかなく、中部から北部は農業には適さず酪農が主である。
面 積
約45万平方キロメートル(日本の約1.2倍)
政治形態
政 体
立憲君主制
独立年月日
1523年6月6日、デンマークより独立
国連加盟, 1946年11月19日
首 都
ストックホルム(人口約80万人)
地方自治
日本の県に相当するスウェーデンの地方自治体には2種類あり、その一つは国会と政府の出先機関であるレーン(スウェーデン語: lan)で、もう一方は県民の代表たるランスティング(スウェーデン語: landsting)である。
レーンの総数は21で、ランスティングのそれは20であり、両者の境界線はほぼ一致する。
国 民
人 口
約960万人
民 族
北方ゲルマン系スウェーデン人98%,フィン人,サーミ人
言 語
スウェーデン語(公用語),サーミ語,フィンランド語
宗 教
福音ルーテル教会(国教)87%,カトリック,正教会,バプティスト,イスラム教,ユダヤ教,仏教