スウェーデンの現地情報
ルール・常識・習慣・マナー
北欧の国々はキャッシュレス化が進んでいて、
電子マネーを含むカードでの決済が当たり前になっている。
旅行者は戸惑うところもあるが、水のボルト1本買うのにも、電子カードを使う習慣がついている。旅行者はクレジットカードで決済する。もちろん、現金で支払っても何ら問題はないが、高額紙幣からの釣り銭がない場合がある。
クレジットカードにはICチップの埋め込まれているものでないといけない。現在はほとんどICチップタイプになっている。
注意すべきは、
クレジットカードの利用限度額だ。一般的に、1か月15万円、30万円などと決められている。毎月の計算書に記載されている。旅行に出発する前にこの限度額を引き上げておくべきである。カードの裏面の電話番号で申し込むことができる。そうでないと、とても旅行中現金だけでは北欧は不便を感じる。
現金決済は、有料トイレと露店くらいである。
年齢制限
飲酒・タバコは18歳未満の場合は不可。
レンタカー会社によっては23歳や25歳以上などの制限がある。
喫煙
タバコには重い税金がかけられていて20本入り1箱800円くらいと非常に高い。
スウェーデンでは、公共の場での喫煙は法律で禁止されており、ほとんどのレストランは禁煙。
ホテルは喫煙室と禁煙室に分かれている。近年はバーも全面禁煙とするところも増えてきている。
飲酒
アルコールが購入できるのは、政府直営のリカーショップ、システム・ボラシェットSystem Bolagetだけ。
料金はアルコールの度数によって値段が異なる。
通常の333mlのビール1本20~30SEKで高い。
アルコール度数3.5%以下のノンアルコールビールなら、もう少し安く、こちらはスーパーやコンビニでの購入が可能。
物価目安
日本と比べると北欧諸国の物価は高く、世界の中でもトップレベルである。
福祉の国で、税金が高い国という印象があるが、ヨーロッパの主要国並みである。
税率は、生鮮食品とレストラン税が12%、その他のほとんどのものには25%となっている。アルコール・外食代などはかなり高い。スーパーでビール500ml缶15SEK(223円)、コカコーラや炭酸水、ミネラルウォーターは、500mlのペットボトルが20~30クローネ程度。
ファストフードでのセットのメニューで60~80クローネ。
カフェでのコーヒーは20~30クローネ、サンドイッチが30クローネくらいから
カフェやレストランのランチは85~150クローネくらい、夕食はメインだけで150~300クローネくらい、スウェーデンの名物料理「スモーガスボード」は自分で料理を取りに行くビュッフェ形式の食事だと飲み物なしで450クローネくらい。
襲う昼食をたっぷり食べて、夕食はスーパーでサンドイッチやサラダなどをホテルの部屋で食べると安くつく。
ビジネスアワー
銀行
月~水・金曜9:30~15:00、木曜9:30~18:00(ストックホルムでは9:00~17:30もある)、土・日曜は休み
商店月~金曜9:30~18:00、土曜9:30~14:00、日曜は休み
デパート(ストックホルム)
月~金曜10:00~19:00、土曜10:00~17:00、日曜12:00~17:00
スーパーマーケット
月~金曜9:30~20:00、土曜9:00~16:00、日曜は休み
小さなスーパーマーケットでは日曜も営業する場合がある。
チップ
料金にサービス料が含まれている場合がほとんどのため、チップの習慣はない。
ホテルなどで大きな荷物を持ってもらうなど、特別な用事を頼んだときには渡す。
レストランでも、料金にサービス料が含まれていないときのみ、7~10%程度のチップを渡す。
タクシーの場合は大きな荷物を持ってもらうときは、通常の乗車の場合も料金の端数分を渡すのが普通。
飲料水
スウェーデンの水 ほとんどの場所で、水道水を飲むことができる。
キオスクやコンビニでミネラルウォーターを購入することもできる。
ミネラルウォーターはほとんどが炭酸入り。
税 金
スウェーデンでは、ほとんどの商品に12~25%の付加価値税(VAT)が課せられているが、EU加盟国以外の国に居住している旅行者が、「TAX FREE」と表示のある店で1日1店舗につき200SEK以上の買い物をした場合、所定の手続きをすれば商品にかけられている付加価値税の最大約17.5%が払い戻しになる。
治安状況
他のヨーロッパ諸国と比べても、治安は良好。
2004年の旧東欧諸国のEU加盟後、置き引きや窃盗などの犯罪は増加している。
北欧だからと油断は禁物、今まで治安が良かっただけに、ホテルなどでもセキュリティもスキが多い。大都市はほかのヨーロッパ並みのリスクがある。
部屋に入る時は人が一緒にいないか確認する、同じエレベーターに乗って来た人が部屋に入るまでは廊下で待つなど、自分の泊まっている部屋を知られないようにしなければならない。
置き引きが多いから、荷物から目を離さないように注意しなければならない。
ビュッフェ形式の食事の際に、席にバッグを置いたまま料理を取りに行ってしまい、戻ったらバッグが無くなっていたなどが目立つ。「荷物を置いて席取り」はだめ。
ニセ警官もいる。
警官と名乗る人間に「チェックをしたいので身元確認出来るものを出せ。財布に麻薬などを隠していないか?」などと言われ、財布を見せると調べるふりをしてそのまま持ち逃げされてしまう。