ヴィリンゲン Willingen
ヘッセン州
ザウアーラント地方
人口約6,000人
概要
カッセルKasselの西約 60 km に位置している。
ヴィリンゲンはドイツではよく知られているリゾート地である。
1800年末期頃から避暑地として多くのドイツ人が訪れるようになって、ホテルの数も増加し、現在は宿泊業者の数は400軒以上、約1万人以上のゲストを受け容れ可能にまで増加している。
ホテルの種類もバラエティに富み、クラシックタイプ、スパつき、ファミリー向け、グルメホテル、コンドミニアム、ペンション、ゲストハウスなどがある。
多くのリゾート客を受け入れているためレストランも充実している。
ヴィリンゲンは周辺の小さな8つの村が合併して魅力的な休暇エリア、ウィンタースポーツのエリアを作り出している。アドベンチャー・ゴルフ、見学できる鉱山の観光坑道、カートコース、体験浴場、ミューレンコプフ・スキージャンプ台、夏のリュージュコース、マウンテンバイク障害コース、野生動物公園、周遊ハイキングコースなどがある。
この町を世界的に知らしめているのは、世界のトップアスリートが参加するウィンタースポーツである。
毎年ミューレンコプフシャンツェで開催される国際スキー連盟 (FIS) のスキージャンプ・ワールドカップと2007年に建設されたEWF-バイアスロン-アリーナで国際的に知られている。
日本からもスキージャンプの国際大会に参加して優秀な成績をあげているアスリートたちのニュースは毎年スポーツ新聞をにぎわしている。ドイツで行われるのはすべてこのヴィリンゲンである。
この町の象徴的建造物は、294mの長さの峡谷橋である高架橋は、第一次世界大戦の時代1914年から1917年までの間に建設されたもので、峡谷からの最高地点が 31mのアーチ橋である。長い年月による損傷を修復して運行が再開されている。ヴァーベルン - ブリーロン=ヴァルト間の鉄道路線に利用されている。
ロタール山地の眺望が楽しめるエッテルスベルクのホーホハイデ塔Hochheideturmは2002年にオープンした。この塔の海抜 875mの展望台は、ザウアーラントで最も高い位置にある。その側面にはヨーロッパ最大の人工のクライミングウォールが造られている。
8角形の底面を持つこの塔へはエッテルスベルク・ロープウェイで行くことができる。
ヴィリンゲンはハイキングを楽しむ人たちにとっても人気のところとなっている。
全長 64 km の遊歩道ウプラントシュタイクが整備されている。
この遊歩道は、ヴィリンゲン周辺のすべての集落を通っている。
2009年に第109回ドイツ・ヴァンダーターク(ハイキングの日)が開催される要因の一つとなったのである。
アクセス
鉄道
フランクフルト中央駅Frankfurt(Main)Hbf からは ICEで約1時間20分、
カッセルKassel-Wilhelmshöhe 乗継して
コルバッハKorbach Hbf まで普通列車RBで1時間20分、乗継して
ヴィリンゲンWillingen まで25分
接続時間にもよるが、所要時間はほぼ3時間半~4時間、
接続できる列車が限定的で、日中はほぼ2時間間隔。