アルテナ Altena
ノルトライン=ヴェストファーレン州
人口は約1万7千人
概要
ライン川右岸の支流でルール工業地域を流れるルール川 Ruhr(全長217km)のさらに支流の一つであるレンネ川 Lenneがある。その川に沿ってアルテナがある。
ケルンから直線距離にして北東へ約60㎞の市になる。高速道路でハーゲンHagen経由で入る。
特別に観光資源があるわけではない。
山の上にアルテナ城 Burg Altenaがそびえる。
1108年に、神聖ローマ皇帝ハインリヒ5世の兄弟であったAdolf und Everhard von Bergベルク家のアドルフとエベルハルト兄弟がザワーラントの西部Maerkischerメルキッシャーに支配地を得て、アルテナ城を築いた。
ベルク家がHammハムに居城を移すまで、この地に居住した。
このアルテナ城が世界最初のユースホステルとなったところである。
1909年、ドイツ人の小学校教師だったRichard Schirrmannリヒャルト・シルマン(1874~1961年)が、学級旅行の際に利用できる宿泊施設の必要性を感じた。
1912年、シルマンがウェストファリア州のアルテナにある自分の学校に休暇中の最初のユースホステルを作った。間もなくそのユースホステルはアルテナ城に移され、恒久的な施設となった。ここから始まってユースホステルの理念はドイツ全土に広まっていった。
アルテナ城は現在は博物館とユースホステルになっている。
現在もユースホステルは営業しており、実際に宿泊することもできる。
レンネ川を渡って町の東北の高台に市営墓地がある。
ここにユースホステルの生みの親、リヒャルト・シルマンの墓があり、その左側には、日本ユースホステル協会の創始者・横山祐吉の墓もある。
http://www.altena.de/
アクセス
鉄道
ケルンからハーゲンHagenまで50~60分
ローカル線でジーゲンSiegen行きに乗り換えて約25分、ほぼ30分間隔