ヴィースの巡礼教会 Wieskirche
(シュタインガーデン Steingaden)
バイエルン州
概要
フュッセンの北約30km、
世界文化遺産に登録されているヴィースの巡礼教会は、行政上はシュタインガーデン Steingadenにあるが、街はずれの草原にぽつんと立っている。
正式な名称は「ヴィースの鞭打たれる主への巡礼教会」。
1745年から1754年にかけて建てられたもの。
外観は草原の中に建つ、非常に質素な教会だが、ヨーロッパで最も美しいと言われるロココ様式の巡礼教会。内装のロココ装飾で名高いドモニクスとヨハン・バプティストのツィマーマン兄弟のツィンマーマン設計で、彼らの生涯最高傑作ともいわれる。特にその天井のフレスコ画は「揺らぐ楕円形」、「天から降ってきた宝石」とも讃えられている。
祭壇には、涙を流したという伝説が残る鞭打たれるキリストの像が祀られている。
アクセス
ヴィース教会はフュッセンとオーバーアマガウを結ぶロマンティック街道ルートの近くにある。
ツアーでノイシュバンシュタイン城を観光するルートならヴィース教会にも立ち寄る。
個人で行く場合には、ミュンヘンからは、車なら意図も容易に立ち寄ることができるのだが、ノイシュバンシュタイン城とセットで1日がかりで巡るだろう。
その場合、ノイシュバンシュタイン城の麓のホーエンシュヴァンガウHohenschwangau
またはフュッセンFussenからバスで約40分~1時間。1~2時間間隔1日数本。
バスの運行本数が極端に少なく、特に帰路の時刻を確認してから教会に向かう必要がある。
30分くらいの見学で十分のはずだが、写真撮影などでもたついていると、2時間先までないということになる。
ミュンヘンからの日帰りの場合には、フュッセンに戻る便がなくなってしまったら、帰路の時間によってはヴァイルハイムWeilheim乗り継ぎの方法もある。
夏季シーズン中なら英語やドイツ語だけの定期観光があるかもしれない。
日曜日はミサの時間に入場できないので避けた方がいい。
バスも週末は運休が多い。