ハイリゲンダム Heiligendamm
メクレンブルク・フォアポンメルン州
人口 約3,000人
概要
バルト海沿岸メックレンブルク地方のドイツ最古の海浜リゾート地。
メックレンブルク大公フリードリッヒ･フランツ一世はバート･ドーベランを夏の居城地としていたが、1793年に 隣接するここハイリゲンダムにドイツで最初の海浜保養地を造らせた。
貴族階級と上流社交界の優雅な会合場所として開発された。海辺には古典様式のヴィラが建ち並び、遊歩道沿いに並んでいるため、「海沿いの白い町」と呼ばれている。
1930年代にはロシア皇帝の家族をはじめヨーロッパの王侯貴族は、ハイリゲンダムの上品な海岸プロムナードがお気に入りであった。
第2次世界大戦後は、サナトリウムや回復病棟として使われていたが、戦後の東ドイツの統治下で、有名な建物のいくつかが破壊され、より実用的な建物へと置き換えられた。
東西ドイツ統一後は投資家グループが多くの建物を買い取り刷新を図った。2003年の春には、新しい建物であるグランドホテル・ハイリゲンダムGrand Hotel Heiligendammが開業した。ドイツのケンピンスキーホテルズが運営している。
2007年に開催された第33回主要国首脳会議（G8サミット）の開催地となった。
そしてその時に会議場として使われたのがグランドホテル・ハイリゲンダム である。
ハイリゲンダムはバート･ドーベランBad Doberanとキュールングスボルン Kuhlungsborn
間を走るSLモリー鉄道 Mollibahnの中間駅になり、ドイツ鉄道は走っていない。
ロストックからは普通列車RBでバート･ドーベランBad Doberanまで行き、SL列車で約20分かけてくるか、ロストックRostockのバスターミナルからバスを利用する。
モリー鉄道を主な目的としてこの地域を訪れる向きには、ハイリゲンダムで途中下車して市街地や海辺を散策することをお勧めしたい。
駅からビーチまでは10分ほどだ。
ハイリゲンダムへのアクセス
ロストック Rostock Hbf駅 からドイツ鉄道普通列車RB
ヴィスマールWismar行きで20分 1時間間隔
バート･ドーベランBad Doberan 駅でモリー鉄道に乗り換え(同じホーム）
ハイリゲンダム Heiligendamm まで20分。
4月～10月 1時間間隔、 冬期は1日5便
バス121番
ロストックバスターミナルからハイリゲンダムまで約1時間 1時間間隔
