アクセス・国内交通

エジプトへのアクセス

空路

エジプトへのゲートウエイはカイロ(CAI)

直行便

2013年アフリカ各国で民主化運動が起きて、エジプトも国内が混乱していた時期、観光客が激減したため、エジプト航空(MS)が成田・関西からカイロへの直行便(約13時間)が運航していたが、以後運休となっている。
エジプト航空は2015年夏ダイヤ期間中の運航再開を準備していたが、いまだ実現していない。2016年度に再開できるか未定だ。
多くがツアー客なので、政情不安定が報じられている間は、あまり期待できない。
アフリカへの直行便は、唯一エチオピア航空が、香港経由アジスアベバへ就航している。

エジプト航空(MS)は2015年1月から、トルコ航空(TK)と成田・関空/イスタンブール線などでコードシェア便の運航を開始している。
MSとTKとは以前からコードシェアを実施していたが、日本路線で実施するのは今回が初めてとなる。

エジプト航空
http://www.egypt.or.jp/advice/from_japan.html

乗継便

乗継便を利用する場合、同じ航空会社便を利用しないと、運賃上のメリットがないだけでなく、予約も取りにくい。
乗継便は毎日就航しているとは限らない。日本出発・到着日を決める際にご注意を。
乗継空港が大きく、複数のターミナルがあって、乗継時間がかなりかかったり不便だったりする。反対に、乗継時間があまりに長く、しかも空港内から出られない、または1泊せざるを得ない場合などもある。
特に帰国便に不便な乗継を強いられる場合がある。
ただ単に航空運賃が安いからといっても不足の出費を余儀なくされる場合がある。

中東経由

トルコ・イスタンブール経由 トルコ航空
成田・関西ー(13時間)-イスタンブールー(約2時間10分)ーカイロ

アブダビ経由 エティハド航空
成田ー(約12時間15分)ーアブダビー(約3時間40分)ーカイローー

ドバイ経由 エミレーツ航空
成田・羽田・関西ー(約10時間30分)ードバイー(3時間50分)ーカイロー

アジア経由
韓国・仁川 大韓航空、アシアナ航空
日本(各都市)ー(約2時間半)ー(仁川)ー(約15時間)ーカイロ

タイ・バンコク タイ国際航空
成田・羽田・関西・名古屋・福岡・札幌ー(約6時間45分)ーバンコクー(約9時間15分 ーカイロ

マレーシア・クアラルンプール マレーシア航空
成田ー(約7時間15分)ークアラルンプールー(約13時間ーカイロ

ヨーロッパ経由
イギリス・ロンドン 英国航空
成田・羽田ー(約12時間30分)ーロンドン LHRー(約4時間45分)-カイロ)

フランス・パリ エールフランス
成田・羽田ーパリ CDGー(約13時間)ー(約4時30分)ーカイロ

エジプト国内の空港

カイロ国際空港 Cairo International Airport(CAI)
カイロの北東15km

アレキサンドリア・ノーザ国際空港: Alexandria El Nouzha International Airport(ALY)

ボルグ・エル・アラブ空港 Borg El Arab Airport(HBE)
アレクサンドリアの南西40km アレキサンドリア国際空港から航空会社が段階的に移転している。

ルクソール国際空港 Luxor International Airport(LXR)
ルクソールの東6km

シャルム・エル・シェイク国際空港 Sharm el-Sheikh International Airport(SSH)

フルガダ国際空港 Hurghada International Airport(HRG)
フルガダの旧市街エル・ダハール地区の南西5km

タバ国際空港 Taba International Airport (TCP)

アシュート空港 Assiut Airport(ATZ)

ソハグ空港 Sohag Airport (HMB)

メルサマトルーフ空港 Mersa Matruh Airport(MUH)

エル・アラメイン国際空港 El-Alamein International Airport(DBB)

ポートサイド空港 Port Said Airport(PSD)

マルサ・アラム国際空港 Marsa Alam International Airport(RMF)
マルサ・アラムの北60km

アスワンダラウ空港 Aswan Draw Airport(ASW)

アブ・シンベル空港 Abu Simbel Airport(ABS)

国内の交通事情

航空便

大部分のフライトはカイロがハブになっている。
Abu Simbel(アブシンベル) 2時間20分
Al Arish (アル・アリッシュ)    45分
Alexandria(アレキサンドリア) 45分
Aswan (アスワン) 1時間15分
Assiut (アシュート) 1時間
Hurghada (ハルガダ) 1時間
Luxor (ルクソール) 1時間
New Valley (ニューバレー) 1時間15分
Mersa Matruh (メルサ・マトルーフ ) 1時間
Sharm El Sheikh (シャルム・エル・シェイク) 1時間
Taba (タバ) 2時間
機材や便により異なる。

エジプト国内の鉄道

カイロー(9時間)-ルクソールー(3時間)-アスワン、寝台列車
毎日12便
2人用の個室、2段ベッド、簡易洗面台つき、
夕・朝食付き、アルコールも飲めるラウンジ車両つき。
車両は日本の寝台車と比べ、かなり揺れが大きい。
外国人旅行者は限られた列車のチケットしか購入できない。

カイローアレキサンドリア
特急:約2時間半、1日18便、1・2・3等車がある。いずれも空調付き。
1等は席が3列並び、2等も席が4列。
急行:約3時間

都市間長距離急行便、空調なし、低速運転 カイロから
アレキサンドリア、Damietta、Port Said、

アレキサンドリアから
ナイルデルタ内Damietta、Port Saidなど

カイロ近郊短距離ローカル便
低収入の農村住民に都市や市場へのアクセスを提供するもの。
10路線あり、ナイルデルタ地区に9路線、カイロ南部Upper Egyptに1路線。
観光客向きではない。

鉄道駅

カイロ・ラムセス駅
駅の構内に入ると、たくさんのポーターがよってくる。
列車の号車番号や座席位置がわかりにくいので、ポーターを利用し荷物を持って案内してた方がいい。 。

地下鉄

カイロ地下鉄
「メトロ」と呼ばれている。
現在2路線で運行、全長44kmに35の駅。
青に赤く「M」と書かれている標識が目印。

料金
均一E£1(今後変更があるかもしれない)
切符は窓口で購入、
自販機が普及していない。駅名を伝え、手で枚数を伝える。
自動改札。

The yellow line
ショブライルへーマ~イルムニーブ間
The red line
イルマルグイルゲディーダ~ヘルワーン間

地下鉄駅内には英語表示があり分かりやすい。
女性専用車両が設けられている。中央部分にどの時間帯も2両連結されている。
エジプトは痴漢が多い国なので、女性だけで乗るときには利用する方がいい。
女性専用車両は中央部分の2車両が連結されており、どの時間帯も女性専用になる。

地下鉄路線図サイト
http://www.egypt.or.jp/advice/dom_transportation.html

路面電車(トラム)

カイロ
ラムセス駅・ヘリオポリス間を運行している。
ノロノロ運転で、運転間隔も不安定なので、先を急ぐ旅行者向きではない。

アレクサンドリア
地下鉄がないのでトラムが大切な交通手段になっている。
路線は2種類あり西側へ行く路線は黄色、東側へ行く路線は青色、黄色になる。
料金はPt25。

詳細はエジプト大使館観光局サイトへ
http://www.egypt.or.jp/advice/dom_transportation.html

バス

長距離バス
バス路線はエジプト全土に広がっていて、鉄道に比べて利便性は高い。
方面別に民営のバス会社が運営しており、それぞれバスの車種やサービスの質が異なる。
低料金のものにはエアコンがない。ほとんどトイレはついていない。途中でトイレ休憩した時には、からなず用を足しておくべきだ。もたもたしていると発車してしまうのでご注意のほど。
チケットの購入は大都市では窓口での支払いとなる。USドル現金も受け付けてくれる。
車内購入の場合には現地通貨だけになる。

市内バス
大都市で運行されているが、すべてアラビア語しか表示されていないので、旅行者は使いにくい。

タクシー

3つのタイプがある。
①一般のタクシー

大部分の都市にある。
カイロのタクシーの車体は黒と白。
アレキサンドリアの車体は黄色と黒。
カイロではメーターつきもあるが、一部で旧式の交渉型のタクシーもある
田舎ではまだ多くが交渉型。乗り込む前に料金の交渉しなければならない。
乗車する前に、行き先を告げて相手が納得したら乗り込む。イギリスと同じようにする。

安息日、祝祭日、深夜等は割増料金となる。
チップは基本的に渡す必要はない。お釣りで小銭が出れば渡す程度。
目的地に到着しても、料金は車内で払わずに、全員が降り荷物を取り出してから渡す。
欧米では当たり前の行動だが、日本では車内精算が多い。
料金は助手席の窓側から運転手に渡すのがふつうである。
お金を渡す時はお金をします。

メーターを見て、明らかに不当な金額を請求する場合がある。料金を支払う前に、日本語を使って声高に強い口調で抗議して、頑張ってダメだと主張する必要がある。こういうトラブルは絶えない。

タクシーをチャーターする場合は、料金を予めホテルのスタッフなどに確認しておいたり、ホテルで呼んでもらったりするといい。

②乗合タクシー(マイクロバス)
一定のルートが決められているルートを走っている。
旅行者には利用しにくい。

③ハイヤー

空港やホテルなどで、カウンターで申し込んで配車してもらう
時間貸切もできる。
支払いがオーダー先になる場合にも、ドライバーにチップを下車する際に手渡す。
流しのタクシーよりも割高になるが、料金トラブルなどはなく、インチキはしない。 。

その他の交通手段

レンタカー

年齢制限
レンタカーは会社によっても異なるが、26歳以上から利用が可能。しかし都市部、地方とも交通事情は非常に悪く、レンタカーの使用はおすすめできない。


ナセル湖クルーズ Lake Nasser Cruise

ナセル湖のクルーズはアスワンーアブ・シンベル間を航行している。
アブ・シンベル発は3泊4日間
アスワン発は4泊5日間となる。
ヌビアの遺跡の見学ができる。

クルーズの日程

寄港地や観光内容などはほとんど同じだが、アブシンベルからの下りの方が1日早い。
船は夜間は航行しないで桟橋に停泊している

日程(3泊4日の場合)

第1日
アブシンベル 昼 船にチェックイン。
午後 アブシンベルの神殿を見学
夜 夕食の後、「光と音のショー」を観賞
(船中泊)
第2日
午前 自由行動
アブシンベル  午後 カスル・イブリーム(新王国時代の砦)を船上よりの見学 カスル・イブリーム アマダへ。
アマダ 午後 アマダの見学(アマダ神殿、デラの神殿、ベヌードの墓)
(船中泊)
第3日
アマダ午前ワディ・エル・セブアへ
ワディ・エル・セブア午前ワディ・エル・セブア神殿、ダッカ神殿、マハラッカ神殿を見学
アスワン到着後、ベイト・エル・ワリ神殿、ケルタッシの館を見学
(船中泊)
第4日
アスワン 朝 朝食の後、チェックアウト

--船会社により観光ポイントの一部が若干異なる。
--ナイル川の水位等の関係で、クルーズ船の航路は変更になる場合がある。
--船内で行われる催しの内容が変更になる場合がある。

クルーズ船の紹介

船のカテゴリーにより多くの船があるが、デラックスクラス★★★★のものは以下のようなところとなる。
料金はおおよそ10~15万円(1室あたり)船内の食事・下船観光込み

M/S Tania (タニア) ★★★★
28キャビン(エアコン、シャワー、テレビ)
アブシンベル発(金曜)/アスワン着(月曜) 3泊4日
アスワン発(月曜)/アブシンベル着(金曜) 4泊5日

M/S Nubian Sea(ヌビアンシー) ★★★★★
66キャビン(エアコン、シャワー、テレビ)
アブシンベル発(金曜)/アスワン着(月曜) 3泊4日
アスワン発(月曜)/アブシンベル着(金曜) 4泊5日

MS Kasr Ibrim(カスル・イブリーム)★★★★★
65キャビン
アブシンベル発(水曜)/アスワン着(土曜) 3泊4日
アスワン発(土曜)/アブシンベル着(水曜) 4泊5日

M/S Eugenie(ユージニー) ★★★★★
52キャビン(エアコン、シャワー、テレビ)
アブシンベル発(金曜)/アスワン着(月曜) 3泊4日
アスワン発(月曜)/アブシンベル着(金曜) 4泊5日

M/S Prince Abbas(プリンス アッバス) ★★★★★
55キャビン(エアコン、シャワー、テレビ)
アブシンベル発(金曜)/アスワン着(月曜) 3泊4日
アスワン発(月曜)/アブシンベル着(金曜) 4泊5日

スケジュールや就航船舶は予告なく変更されることがある。

リンク

ツアーオペレーター
-サロンゴ Salongo:
http://www.salongo.jp/




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