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イギリスのスポーツ・アクティビティ

英国のスポーツ

世界で行われているメジャーなスポーツの多くが、イギリス生まれ、イギリス育ちである。
産業革命を最も早く成し遂げたイギリスは、大いなる繁栄をし、世界に出て行くイギリス人の支配層への教育を行っていた。パブリックスクールがイギリス紳士に房w強い古典教育、体育教育を奨励し始めたことから、現存する多くのスポーツが学校教育の一環としてとりいれられていた。
それまで気晴らしとして生まれた「遊び」をルールのあるゲームに育て上げていった。そしてフェアプレイスポーツマンシップが培われていった。
こうして英国紳士たるもの、スポーツマンでなければならないとして、貴族の間にいろいろなスポーツが定着していった。
現在ではクリケット、ポロのようにイギリスの植民地にしか根付かなかったものもあるが、ゴルフ、サッカー、ラグビーのように多くが世界中に広まっていった。

ゴルフ

起源はいくつかの説があるが、スコットランドの東海岸で仕事の合間に羊飼いたちが小石を杖で打ってウサギの穴に入れて遊んでいたというのが有力となっている。
本格的なスポーツとして確立したのは、18世紀にセントアンドリュースゴルフクラブが創設され手、それまでの22ホールから18ホールのゴルフゲームの原型が出来上がる。そして、1834年に英国のゴルフクラブを総括する組織が出来上がり、ルールを統一し、選手権が行われるようになった。
現在イギリス全土で約1800以上のゴルフクラブがある。

イギリスのでゴルフプレイの特徴
パブリックコースが少ない。多くのコースでは、クラブのメンバーと同伴でも許可されないところと、同伴者1名までなどの規制がある。メンバーの紹介だけというのはほとんどない。

メンバーが同伴で許可されるコースでも、日本でのゴルフクラブのメンバーとして、ハンディキャップ認定書を持参しなければならない。しかもそのハンディキャップが一定以下でないと受け付けてもらえない。コースによって異なるが、男20-24以下、女22-28以下となっている。

セントアンドリュース (ゴルフの聖地)

ゴルフ発祥の地として世界中の人が知るところだが、ここでのプレイはなかなか手配が難しい。
6つのコースがある。
Old Course; 18H PAR72
New Course; 18H PAR71
Jubilee Course 18 H PAR72
Eden Course 18 H PAR70
Strathtyrum Course 18 H PAR69
Balgove Course 9 H PAR69

(セントアンドリュースでのプレイ手配)
Old Courseは少なくとも1年前受付で、10月から予約受付が始まる。
プレイ前日に抽選となる。したがって旅行者には現実的ではない。
その他の5つのコースは遅くとも1ヶ月前の予約となる。
ハンディキャップは、Old, New, Jubileeが男18、女22以下。

オールドコースホテル宿泊によるプレイ
オールドコース17番の近くにリゾートホテルがあり、朝夕食込み2泊以上の宿泊とオールドコース1ラウンドプレイをパッケージにしたものが用意されている。但しプレイスタートは前日まで未定。
インセンティブツアーやハイクラスのオーガナイザーツアーにはこの方法がいちばん手堅い。

全英オープンゴルフ選手権
イギリスではジ・オープンThe Openといっている。
イギリスで最も敬意と伝統のある世界最大級の選手権で、現在間毎年7月下旬に行われている。
コースは毎年異なり、イギリス各地の名門クラブが選ばれる。

サッカー

ロンドン郊外ウエンブリーで村人同志が対抗して行っていたのが始まりという。
他のスポーツ同様、ルールか決められ、近代サッカーとして発展していった。さらに、「賭け」が行われるようになって大衆化していき、現在では労働者階級には特に根強い人気のスポーツで、工業都市を中心に大きな支持をえてきた。現在アマチュアを含めると42000ものクラブがあり、毎年5月に勝ち抜き線がウエンブリーで行われている。 「フーリガン」という熱狂的な群衆が台頭してきたのもサッカーである。
現在、英国にはイングランド、スコットランド、ウエールス、北アイルランドそれぞれ代表チーム枠を持っていて、英国という一つの国でありながら4つの代表チームが国際試合で出場している。
イングランドには現在プロチームが92あり、その頂点となるもの、日本のJリーグにあたるものが「プレミアム・リーグ」で、20チームで、毎年3チームが入れ替わる。

テニス

ウインブルドン選手権(テニス)Wimbledon Championships

(6月最終月曜から7月第1日曜まで)

世界4大テニス選手権大会の最大のウインブルドンは、全豪(メルボルン)、全仏(ローランギャロス)、全米(フラッシング・メドー)と並んで。プロプレイヤーの憧れの選手権である。
芝コートで行われる唯一の国際試合で、センターコートはわずかこの2週間の大会だけにしか使われないもの。

(チケット)
一般(クラブ会員、スポンサーを除く)の人が入手する方法
応募による抽選
前年8月から12月末まで申込を受け付け、1月に抽選し、2月に通知する。

当日券が売り出されるが、朝早くから長い行列を作る。
(当日券) 2種類ある。1日有効

ョーコート・チケット
No.1,No2コートを含め、全コートで観戦出来る。
決勝やスター選手が出場する注目のカードが行われるコートが含まれるため、すぐに売切れてしまう。(£3~75)

グラウンド・チケット
全部で20面あるコートのうち、No3~No19コートの試合を自由に見ることができる。

リセール・チケット
17;00遺構の発売されるチケットで格安。£3

パッケージ
指定オペレーター2社によるホテルと組み合わせたパッケージツアーがある。
センターコート、Nq.1コート、No2コートのチケットつき

(アクセス)
The All England Lawn Tennis & Croquet Club
Church Road SW19,
地下鉄S
South Fields駅からシャトルバスが運行。
Info; 020 8946 2244
www.wimbledon.org

競馬

イギリス人は馬が大好きで、王室の「ロイヤル・アスコット競馬」をはじめ、「ダービー」「オークス」はイギリスを発祥とする。
競馬だけでなく、傷害、ポロなど馬を用いているレースなどこの国では3月から12月まで毎週英国のどこかでレースが開催されている。
毎年行われている名物レースには以下のものがある。

「ロイヤル・アスコット」

6月中旬に開催、女性たちは色彩豊な帽子に派手なドレス、男性はタキシード姿といった華やかな雰囲気が楽しめる。 但し、当日チケットは入手込んで、前売りを手配しないといけない。
ロンドン・ウオータールー駅からアスコット駅までは約1時間。オリエント急行とセットされたパッケージツアーも売り出される。

「ダービー」

6月初旬に開催される。英国で最も権威のある小とされている。ロンドンの南エプソム駅までは約40分

(アクセス)
Ascot Rececorse
Ascot, Berkshire SL5
Waterloo駅からAscot駅まで鉄道で約50分。
Info.01344876876
www.ascot.co.uk

ラグビー

サッカーが労働者階級に支持されるスポーツだったのに対し、ラグビーは有産階級が中心となって発展していった。
冬の英国のスポーツといえばラグビーとなっている。

フィッシング

2種類ある。

コース・フィッシング

サケやマス以外の淡水魚を釣る。
コース・フィッシングの釣り人口は約百万人といわれ、実践者が最も多い庶民のスポーツといわれている。

ゲーム・フィッシング

ルアーを使ってマスやサケなど、釣り人と格闘を強いる魚を相手にするもので、よりスポーツ的といわれる。
ロンドンに近いハンプシャーを約40k㎡南北に流れるテスト河はフライ・フィッシングの聖地とされている。テスト川のフィッシング基地としてはウインチェスターWinchester,の町やストックブリッジStockbridgeなどがある。

(入漁証と禁漁期間)
ロッドライセンス(入漁証)はその土地のEnvironment Agencyからかわなくてはならない。
全国の郵便局、養魚場、地元のホテルで扱っている。
次に、川や湖のオーナーからパーミッション(漁業権)を買わなくてはならない。
地元で入漁証購入のときに教えてくれる。
禁止期間 ブラウン・トラウト;10月1日から3月中旬まで
サーモン;11月1日から1月31日まで。 30cm以下のサーモンは持ち帰り出来ない。
ニジマス;エリアによって禁漁期間が異なる。

ボートレース(レガッタ)

ロンドンを流れるテムズ河の上流は「舟遊び」のメッカであり、ここで6月から7月にかけて有名なレガッタが行われる。

ヘンリー・ロイヤル・レガッタ

6月から7月にかけて5日間行われる。
世界中から400~500組のチームが参加するという夏の一大風物詩となっている。
(アクセス)
Henry-on-Thames
Oxfordshire RG9
Paddington駅からHenry-on-Thames駅まで鉄道で約60分
Info; 01491 572153
www.hrr.co.uk

オックスフォード・ケンブリッジボートレース

毎年3月末から4月初めに両大学対抗のレースが行われる。日本の早慶レガッタのモデルとなったもの。












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