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イギリスの世界遺産

イングランド

ダラム城と大聖堂

- (1986年文化遺産)
11~12世紀に建てられた代表的なノルマン様式の建築物。スコットランドとの国境に位置するダラムは、強固な城塞都市だった。代々のプリンスやビショップが贅沢な生活を送っていたダラム城は、現在は大学の一部。

ストーンヘンジ、エーヴベリーと関連する遺跡群

- (1986年文化遺産)
ソールズベリー平原にそびえ立つストーンへンジは、5千年以上前に造られた先史時代の謎の巨石遺跡。世界遺産登録後はロープが張られ、石に近づけなくなった。近隣のエーヴベリーにもストーン・サークルがある。

ファウンテンズ修道院跡を含むスタッドリー王立公園

- (1986年文化遺産)
ノース・ヨークシャーの町リポンにある18世紀に造られた典型的な英国式庭園。その一画には12世紀から約400年かけて建てられた石造りの修道院の廃墟がある。当時ここでシトー派修道士が質素で勤勉な生活を送っていた。

アイアンブリッジ峡谷

- (1986年文化遺産)
イングランド中央部の町コールブルックデイルは、18世紀の産業革命の発祥地といわれる。当時、国内の約4割もの鉄の生産量を担っていた。物資の運搬のためセヴァーン川に架けられたアイアンブリッジは世界初の鉄橋。

バース市街

- (1987年文化遺産)
発掘、復元されたローマ浴場群跡は、18世紀の貴族たちの華やかな社交場となった温泉保養地。市街にはジョージアン・スタイルの傑作ロイヤル・クレッセントのほか優美な建築物が数多く残されている。

ローマ帝国の国境線 (ハドリアヌスの長城)

(1987年、2005年拡張文化遺産)
2世紀初頭、ローマ皇帝が北方からケルト人の侵攻を防ぐために築いた約118kmに渡り続く防壁。イギリス版の「万里の長城」ともよばれている。周辺には警護にあたっていた兵士と家族が住んでいた町の遺跡が点在する。

ウェストミンスター宮殿、ウェストミンスター寺院、聖マーガレット教会

- (1987年文化遺産)
テムズ河畔にある英国王室の歴史と伝統が残る建築群。ネオ・ゴシック様式のウエストミンスター宮殿、11世紀から歴代国王の戴冠式が行われるウェストミンスター大寺院、著名人の結婚式が行われた聖マーガレット教会。

ブレナム宮殿

- (1987年文化遺産)
オックスフォード近郊にあるイギリス最大規模のバロック建築。高窓から光が差し込む大ホールなど細かな演出が施されている。ヴェルサイユを模した英国式庭園には樹木の植え込みで造られた巨大なマルボーロ迷路がある。

カンタベリー大聖堂、聖オーガスティン修道院と聖マーティン教会

- (1988年文化遺産)
城壁に囲まれたイギリス国教会の総本山カンタベリーにある。垂直式ゴシック様式も見られる大聖堂は巡礼者たちの最終目的地とされた。聖オーガスティンズ大修道院は、宗教改革で閉鎖後、解体され廃墟となったもの。

ロンドン塔

(1988年文化遺産)
1097年ウイリアム王によりテムズ河畔に建てられた軍事要塞。17世紀前半まで王室の居城として使われたが、多くの人々が幽閉、拷問、処刑を受けた歴史を持っている。ホワイト・タワーを中心に、場内には見どころが多い。

河港都市グリニッジ

- (1997年文化遺産)
ロンドン近郊、テムズ河下流に位置しており、17-18世紀に芸術と科学で発展した都市。
イギリス最初のパラディオ様式の宮殿クィーンズ・ハウスや、旧英国海軍大学、標準時を刻む旧王立天文台などがある。

ソルテア

- (2001年文化遺産)
ウエスト・ヨークシャーにある産業モデル・ビレッジ。19世紀初頭に慈善家のソルトが、ウール工場の労働者が自給自足できる生活の場を与える目的でつくった。イングランドの典型的な繊維工場群を見ることができる。

ダーウェント峡谷の工場群

- (2001年文化遺産)
中央イングランド、ダービーシャーのダーウェント峡谷にある18-19世紀の工場群と歴史的景観。繊維産業の発展に寄与した紡績工場や、労働者の住宅などが当時のまま保存されている。

ドーセット及び東部デヴォン海岸

- (2001年自然遺産)
ドーセットから東部デボン海岸一帯は、古くは中生代にまでおよぶ地層の露出がみられる。化石も多く発見され、地形学や地質学の研究にあたり大変重要なエリアとなっている。また、海岸周辺はリゾート地も点在する。

キュー王立植物園

- (2003年文化遺産)
ロンドンから南西へ約16km。テムズ河畔にある王立の植物園で、世界中から集められ栽培されている植物は約5万種類に及ぶ。「ダッチ・ハウス」と呼ばれるキュー宮殿は、1631年に建てられたオランダ様式の建築。

海港商業都市リヴァプール

- (2004年文化遺産)

コーンウォールとウエスト・デヴォン鉱山の景観

- (2006年文化遺産)

ポントカサステ水路橋と運河

- (2009年文化遺産)

フォース橋

- (2015年文化遺産)

イングランドの湖水地方

- (2017年文化遺産)

スコットランド

セントキルダ島

- (1986年、2004年2005年拡張、自然遺産)
スコットランド沖合いに浮かぶ群島。最大のヒルダ島は、1930年天然痘の流行以来、無人化し動物の楽園となった。推定100万羽の鳥類や、約1400頭の野生の羊、約130種の島固有の植物などが保護されている。

エディンバラの旧市街・新市街 -

(1995年文化遺産)
15世紀以来、スコットランドの首都として栄えてきた都市。旧市街は、エディンバラ城とホリルード宮殿を結ぶエリアに17世紀頃までの建築物が多い。一方の新市街は、富裕な商人や貴族のために造成され18世紀から発展。

オークニー諸島の新石器時代の遺跡中心地

- (1999年文化遺産)
スコットランドの北方沖に浮かぶ野生動植物の楽園、オークニー諸島。巨大墓所や2つのストーン・サークル、新石器時代の村落スカーラ・ブレイなど新石器時代の遺跡群が残り、約5千年前の生活・文化を伝えている。

ニュー・ラナーク

- (2001年文化遺産)
スコットランドのグラスゴー郊外、クライド渓谷にあるモデル・ビレッジ。博愛主義者ロバート・オーエンが理想社会を実現すべく、紡績工場の労働者や家族に対して住居、医療、教育などを提供した。

フォース橋

- (2015年文化遺産)

ウェールズ

グウィネズのエドワード1世の城郭と市壁

- (1986年文化遺産)
1284年、ウェールズを併合したエドワード1世が独立運動を抑えるために築いた城塞群。
中でも保存状態がよいのは、建築家セント・ジョージ設計のハーレフ、ボーマリス、カナーヴォン、コンウィ、の4つの城。

ブレナヴォン産業用地

- (2000年文化遺産)
ブレナボン産業用地(文化遺産2000)
19世紀、産業で栄えた南ウェールズのブレナボン地域には、石炭・鉱石の採掘場や溶鉱炉、初期の鉄道、労働者の住宅などが残る。ビッグ・ピット炭坑博物館では、地下90mの採掘場まで下り見学することができる。

ポントカサステ水路橋と運河

- (2009年文化遺産)

北アイルランド

ジャイアンツ・コーズウェーとコーズウェー海岸

- (1986年自然遺産)
北アイルランド・ベルファストの北西、コーズウェー海岸沿いには、ダイナミックな景観が約8kmに渡り続く。何万本もの数の六角形の石柱が規則正しく並ぶジャイアンツ・コーズウェイで、約5-6千万年前の火山爆発により形成されたもの。

イギリスの海外領土

ヘンダーソン島

- (1988年自然遺産)
南太平洋ポリネシアのピトケアン諸島にある無人島。18世紀にイギリス人により発見された。原始時代の環境がそのまま残されている。生物の種の進化についての学術研究も行われている。上陸には政府の許可が必要となる。

ゴフ島野生生物保護区

- (1995年、2004年拡張自然遺産)
アフリカ大陸の南西、寒帯に属する南大西洋の孤島。16世紀にポルトガル人が発見後位置不明となり、1731年イギリス人ゴフ船長が再発見した。島固有の動植物が生息している世界でも最大規模の海鳥のコロニーとなっている。

バミューダ諸島の古都セントジョージと要塞

- (2000年文化遺産)
セント・ジョージの町は1612年の設立で、米大陸における最も早いイギリスの植民地建設の例となっている。また、関連した要塞は17-20世紀の英国軍事技術の発展を実際に示すものとなっている。












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