イタリアの現地情報
ルール・常識・習慣・マナー
年齢制限
一部の博物館や美術館では、学生や26歳以下、65歳以上の場合に割引が受けられる。
レンタカー会社によって、21~25歳以上で運転歴が1年以上限定などの制限を設けている場合もある。
喫煙・禁煙
2005年1月10より、「禁煙法」施行され、美術館、博物館、映画館、列車、レストラン、バールなどを含め、すべての屋内、公共の場での喫煙は禁止。違反者には、罰金が課せられる。
物価目安
ユーロが誕生する前は通貨は「リラ」だったが、その時代は近隣諸国に比べて物価も安かった。
ユーロになって諸物価が高騰し、リラのときの2倍以上になっている。
滞在費も決して安くない。
格安の滞在費のツアーがあっても、現地の物価が高騰しているので、受けるサービスはそれなりの中身になることを心得ておくべきだ。
ビジネスアワー
銀行
月~金の8:30~13:30、15:00~16:00。祝日の前日は昼までで終了する場合もある。
クレジットカード対応のキャッシュディスペンサーや両替機は24時間利用可能
デパート・商店
10:00~13:00、16:00~20:00頃。日曜と祝日のほか、夏は土曜の午後、冬は月曜午後を休みとする場合も多い。
店や都市によって異なる。
夏と冬とで異なる場合もある。
一部の商店、デパートなどでは昼休みなしで、日曜も営業する店も増えいる。
レストラン
店や都市によって異なる。
昼食12:00~15:00頃、夕食19:00~24:00頃。
チップ
現在はチップは料金に含まれているが、ホテルで特別なことを頼んだりポーターに荷物を運ばせたりする場合には1個につき1ユーロくらい渡す。
レストランでは勘定書き通りに支払えばいいのだが、一般的にはお釣りの小銭は皿の上に残しておく。
タクシーも同様だ。
クレジットカードで支払う場合には皿の上に小銭を置いていくのがスマートだ。
飲料水
イタリアの水道水は日本とは異なり、石灰分が多い硬水。そのまま飲むことができるが、体調が不安な人はミネラルウォーターがおすすめ。
ガイドブックにはイタリアの水は良くないのでミネラルウオーターをとあるが、むしろ暑さゆえたくさんの水を一気に飲んだ上、油濃い料理を食べればミネラルウオーターだってお腹も壊すこととなる。
レストランやバールではミネラルウォーターを注文するのが普通。
500mlがスーパーでEUR.3.0~0.80、バールでEUR0.5~2程度。
トイレ事情
公衆のトイレはどこの都市も非常に少ない
コーヒーなどの立ち飲みをするバールBARへ入って飲み物を注文しておもむろに奥の法や地下のトイレを使わせてもらう。トイレの入り口におばさんがいたらチップ50セントくらいが必要。
税金
ほとんどの商品にIVAと呼ばれる付加価値税が10~20%かかっている。EU以外の居住者は、1店舗E154.94以上の買い物をし、所定の手続きをすれば、手数料などを引いた税金が還付されるシステムがある。
ただし、店が手続きの煩わしさのため、その分を安くするからという場合もある。
事実、EU内最後の出発空港でトランクに荷物も入れられず大きな荷物を手に持つにして免税の手続きをする煩わしさ、にもかかわらず手続く手数料を取られて期待したほどの払戻金が返ってこないことを考えるとあまり懸命なショッピングスタイルではない。
治安状況
安全とトラブル 地下鉄やバスなどの公共交通機関内のスリは一向に減らない。
大都市の中心地の子供や乳飲み子を連れたスリ集団などの被害の報告も減らない。
スリの手口
肩や背中にケチャップやアイスクリームを付けられ、親切にも「ふいてあげる」と上着を脱がせ、巧みに財布を抜きとる。
日本語や英字新聞を目の前に差し出して、買ってくれとせがむ。そのすきに下のほうからポケットに手が入る。
ジプシーや子供の集団スリに多い手口。
トラブル
カフェテラスなどでゆっくりしていると、近くに座っている人が声をかけてくる。
今何時か、英語できるか、どこから来たか、日本のどこの町からか、自分は広島にいたことがある。懐かしいなあ。片言でも相手をするとさらに親しげに話を盛り上げようとする。
そこから俺の友人がやっている店がすぐそこにあるから行かないか、割り勘で。と持ちかける。
割り勘ならとついていくと、ホステスがいてさながら日本のクラブかキャバクラ状態になる。自分は飲まなくても周りがブランデーやシャンペンをポンポン栓を抜く。出ようとすると勘定書きを持ってきて割り勘で行こうという。法外な値段に持ち合わせの金がないというとホテルまで強面の男が付いてくる。もちろん誘った男は店とグルになっているものだ。
こういうのに相変わらず引っかかっている旅行者が少なくない。特にローマのこの手の手口が多い。