ソラーノ Sorano
概要
トスカーナ州グロッセート県
人口約4000人
グロッセートの東南東約50km、フィレンツェの南南東約127km、シエーナの南南西約77km、ローマの西北約110kmに位置する。
フィオーラ渓谷の断崖町の一つ。
エトルスク以前からの歴史を持つ古い町。
中世の古い町並みがほとんど当時の姿のまま残っている。
街は小高い丘に囲まれた、すり鉢状の中心の岩山の上にある。
町の中は起伏が多く急傾斜に階段状に広がる。断崖に切れ込む家々がひしめきあって建つ様は、狭い場所からお互いに落ちないように支え合っているように見える。
街の一番高いところに高く聳えるのはオルシーニ家の城で、街を挟むようにマッソ・レオポルディーノ・Masso Leopoldinoと呼ばれる古くからの要塞がある。
街の中心は、ブサーティ広場 Piazza Busatiで、観光案内所もある。
街からさらに下に清流が流れ、森の上にソラーノの村が覆いかぶさるように聳えている。
ソラーノからソヴァーナへ向かう数キロのところに、イタリアの先住民族エトルリア人の共同墓地だったサン・ロッコ共同墓地 Necropoli di San Roccoがある。
ソヴァーナ Sovanaとピティリアーノ Pitiglianoが近い。