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スペインの文化・伝統芸能・音楽

フラメンコ

フラメンコとは
スペインで最も有名な民族舞踊
アンダルシア地方が発祥の地だが、一地方の民族舞踊としてだけでなく、国際的にもレベルの高い舞台芸術として評価されている。
歌Canteと踊りBaileとギターToque三つが一緒になったもの。
最高潮には 「オレ!」の掛け声が飛び交い、舞台と観客席が一体となって盛り上がる。
スペインの南部、グラナダがその中心とするアンダルシア地方だけのものだ。
セビリアなどでも見ることができる。マドリッドとバルセロナには観光客のためのショウレストランがある。

ドリンクだけのところと食事付きのショウレストラン「タブラオ」というものがある。
ドリンクだけの場合には、ドリンク一杯つき入場料(約3000円)
食事付きのタブラオの場合は終了時間が遅い。旅行者はタクシーを呼んでもらって帰る。

タクシーが待機している店もある。
ツアーに参加すると、オプショナルでフラメンコ鑑賞などが用意されている。
ホテルにも観光バスツアーが用意されている。いずれも2回の上演の1回目のドリンクショウが多い。

上演時間

店によって時間帯は多少異なる。通常一晩に2回上演され、1回目が夜10時頃、2回目は12時以降に開演される。

旅行者は1回目、旅行者向けに分かりやすい構成になっている
地元に人は2回目の上演をみる。2回目の方が真打ちが登場するのでレベルが高い。終了は午前2時又は3時頃になる。個人で行く場合には店からタクシーで帰った方が安全だ。

闘 牛

スペイン全土で広く親しまれていた闘牛だが、動物愛護団体からの強い批判にもさらされ、各州でその継続か廃止かが議論されてきた。そして、1991年にカナリア諸島で初の「闘牛禁止法」が成立し、2010年7月28日にはカタルーニャ州も闘牛禁止法が成立、2012年からバルセロナをはじめ、州内での闘牛がすべて禁止された。

スペインでは、かつては500近い数の闘牛場があったが、サッカーに人気が奪われ、人気が低減してしまい、その数が激減している。さらに2007年から国営放送の生放送も中止され、衰退が加速し、予算削減もあり公演の回数も落ち込んでいる。

いまだ開催しているところは、例年通り、従来はマドリッドでは春から秋までほとんど毎週開催されていたが、今後どれほどの頻度で開催されるかは不確定となっている。
中小都市でも年に数回開催されていたが、今後は不確定だ。

入場券

暑い日差しの向きによって3種類のエリアがある。
日向席の方が価格が安い。

日向席Sol
開始時から日向、時期によっては時間の経過によって日陰になる。

日向・日陰席Sol y Sombra
開始時間には日向で時間の経過で日陰に変わる席。

日陰席Sombra
開始時間からずっと日陰

最も高い席は闘技場(砂場)に近いSombra枠のBarrera席、一番安い席はSol枠のAndanada最上列席。

入場券は通常の場合、大都市では開催日の午前中から開始時間まで闘牛場の切符売場で購入することができる。
切符売場がSol,Sol y Sombra, Sombraの枠ごとに窓口が分かれている
人気試合の場合は、切符売り切れ(NO HAY BILLETE. NO HAY LOCALIDADES)の看板・張り紙が、切符売場に出る。こんな場合には、市内に公認のチケット販売ダフ屋窓口(Reventa)がある。
手数料が20%ほどかかる。さらに売れ残ると試合当日の午後、試合前には闘牛場前に売場を設けて販売している。
マドリッドではビクトリアVictoria通り、カルメン広場Plaza de Carmenにある。
他にも雲助ダフ屋が徘徊しているが、旅行者には法外に吹っかけてくることがある。交渉して高かったらあきらめるべきだ。

スペイン美術

(著名な画家)

エル・グレコ El Greco(1541-1614)
プラド美術館(マドリッド)

ディエゴ・ベラスケス Diego Rodríguez de Silva y Velázquez(1599-1660)
プラド美術館(マドリッド)

バルトロメ・エステバン・ムリリョ Bartolome Esteban Perez Murillo(1617-1682)
プラド美術館(マドリッド)

フランシスコ・ゴヤ Francisco Jose de Goya(1746年-1828)
プラド美術館(マドリッド)

パブロ・ピカソ Pablo Picasso(1881-1973)
国立ソフィア王妃芸術センター「ゲルニか」(マドリッド)
ピカソ美術館(バルセロナ)

ジョアン・ミロ Joan Miro (1893-1983)
ミロ美術館(バルセロナ)

サルバドール・ダリ Salvador Dalí(1904-1989)
ダリ美術館(フィゲラス)

アントニ・タピエス Antoni Tàpies(1923-2012)
スペインの現代芸術家。バルセロナ生まれ。20世紀の現代美術の巨匠の一人と言われている。
タピエス美術館 Fundació Antoni Tàpies(バルセロナ)

エドゥアルド・チリーダ・ファンテギ Eduardo Chillida Juantegui(1924-2002)
サン・セバスティアン出身のバスク人彫刻家。鉄や石、テラコッタなどで抽象彫刻を多数規模の大きい屋外彫刻作品で知られており、スペインを始め欧米の各地にチリーダの作品が設置されている。
「風の櫛」(サン・セバスティアン)
「水平線礼賛」(ヒホン)

フアン・グリス Juan Gris(1887-1927)スペインに生まれ、 フランスのパリで活躍した、キュビスムの画家

ホアキン・ソロヤJoaquín Sorolla(1863-1923)
バレンシアに生まれ
マドリードにソロヤ美術館がある。

スペインの建築

注目される現代建築

サグラダ・ファミリア(聖家族教会)(バルセロナ)
アントニ・ガウディAntonio Plácido Guillermo Gaudí y Cornet作
アントニ・ガウディの建築はバルセロナ市内に多く現存し、グエル公園(1900-14)・カサ・ミラ(1906-10)をはじめとしたその作品はアントニ・ガウディの作品群として1984年世界遺産に登録されている。

ビルバオ・グッゲンハイム美術館 Museo Guggenheim Bilbao
フランク・ゲーリー Frank Owen Gehry作

スペインの音楽・演劇

オペラ歌手

イタリアのルチアーノ・パヴァロッティ Luciano Pavarotti(1935年-2007年)とともに3大テノール歌手と言われていたスペイン生まれの2人。
ホセ・カレーラス Jose Carreras、1946年12月5日 バルセロナ生まれ。

プラシド・ドミンゴ Placido Domingo,1941年1月21日 生まれ。

日本でも人気の歌手

フリオ・イグレシアス Julio Iglesias

サルスエラ Zarzuela

スペインの叙情的オペラ音楽の一種。

スペイン文学

ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャDon Quijote de la Mancha
ミゲル・デ・セルバンテス作
ミゲル・デ・セルバンテス・サアベドラ Miguel de Cervantes Saavedra(1547年- 1616年)はアルカラ・デ・エナーレス生まれ。












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