サフラ Zafra
概要
標高509m
人口約14000人
エストレマドゥラ地方:バタホス県
メリダの南60km。
「小さなセピーヤ」と例えられるこの小さな町は,その名の通り,山に挟まれた谷間に白壁の家並みが続き,アンダルシア地方を彷彿させる。
また,「土器の大地」と称されるほど,陶器産地一帯の中心地でもある。
ケルト人によっておこされた町と言い伝えられている。
エストレマドゥラ地方最古の町のひとつであるこの白い町の入口には、フェリア公爵によって15世紀に建造された堅牢なアルカサルがある。
ピラミッド状のメルロンを頂く9本の円塔がそびえ、白い大理石でできたルネサンス様式のパティオと、ムデハル様式で装飾された建物は、現在パラドールとなっている美しい金色に輝くサロンがある。
サフラではさまざまな縁日が開かれるが、とりわけ10月5日からl週間開かれるサン・ミグルの縁日が有名で、大規模な家畜市が開催される。
見どころは,町の中心広場「プラサ・グランテ」&「プラサ・チカ」,ゴシック様式の壮麗な教会「カンデラリア教会」など。tj
見どころ
2つの広場
アーケードのある美しい家々に囲まれ、相互に連絡している大小2つの広場がある。
大きい方のプラサ・グランデ Plaza Grande(18世紀)と、小さい万のプラサ・チカ(小広場)Plaza Chica(16世紀)は、全体で美しい調和をなしている。
カンデラリアのサンタ・マリア教会 Iglesia Candelaria
1546年造の後期ゴシックからルネサンスヘと変る過渡期の様式で、赤いレンガの重厚な鐘塔が異彩を放っている。
トランセプト石袖廊には、スルバランが1644年に描いたレタープルがある。
エルナン・コルテス
フェリア公爵の城塞宮殿を改装した豪壮なパラドール,
近 郊
リェレナ Llerena
南東へ42km。
農村部にあるこの小都市のプラサ・マヨル(マヨル広場)Plaza Mayorは、エストレマドゥラ地方で最も堂々とした広場のひとつである。
その広場の角に面して、グラナダ聖母教会 Igtesia de Nuestra Senora de la Granadaがある。
ファサードはさまざまな様式が入りまじっているが、石灰とレンガの色合いのおかげで見事な調和を見せている。
アーケードのついた2列の回廊は軽快な印象を与え、美しいバロック様式の鐘塔のどっしりとした外観と好対照をなしている。
正門のタンパンにある紋章には、ザクロの装飾が付されている。
(参考資料:ミシェランガイド、観光局資料など)