ペドラサ Pedraza

カスティーリャ・イ・レオン州
標高1073m

概要

マドリッドの真北に位置する。高速道路でセゴビアを経由してさらに国道N110号線を北東へ60㎞になる。マドリッドから1時間半ほど,日帰りの距離にある。

グアダラマ山脈の北側に広がるペドラサは、断崖の岩の上に中世の古城を今なお残し、古い城下町の風格を保っている。
四方を深い谷で囲まれた村は、さらに城壁まで造って村を防備している。
堅固な佇まいは、古代から多くの戦火をくぐり抜け、現在に至る村の歴史の証とも言えよう。

要塞化した門から、迷路のように入り組んだ細い通りや下りの坂道に入っていく。
城壁の強固な門から村に入ると、急勾配の小道が迷路のように入り組んでいる。
道の両側には、建っているのがやっとという感じのひなびた家々には楯形の紋章を掲げているものを見かけられる。

中心広場、プラザ・マヨールPlaza Mayorは古びた回廊やアーケードのある家に囲まれていて、まるで絵に描いたような美しさだ。
ここに建つロマネスク様式の塔、サン・ファンSan Juanからは全体が見渡せる。
広場のカフェに腰を下ろし、お茶してひと時をのんびり過ごすとスペインの小さな美しい村の良さを感じるだろう。

周辺の見どころ

セプルペダ Sepulveda

ペドラサから北に25km。深い峡谷の斜面に段々になったこの景勝地が一番よく見 えるのは、ペドラサからの道の途中ところどころからである。
古い城址を仰ぐ村役場前広場で車を下り、エル・サルバドル(救世主)教会Iglesia del Salvadorまで坂道を上る。
この建築はセゴビア地方のロマネスク教会独特のもので、数層の連双窓のある鐘楼、彫刻をほどこしたコーニス(軒蛇腹)つきの後陣、側面の柱廊などが特徴である。柱廊は1093年ころの建造でスペイン最古のもののひとつに数えられている。教会からの城下の眺めが美しい。

















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