カソルラ Cazorla

アンダルシア地方ハエン県
人口:約8000人
標高:826 m

概要

グラナダの北に位置する。グラナダからハエンJaen、ウベダUbeda経由で約200kmの距離
グアルダキビル川が始まるカソルラ山脈の麓の村である。
グアダルキビール川は、全長650km、アンダルシアで最も長い川。
中流から下流はコルドバやセビリアなどの発達に欠かすことができない、数多くの歴史の舞台となった町がある。 カソルラは村の背後に続くカソルラ山脈が、国立自然公園に指定されている自然豊かな 保養地だ。
かつて独裁者フランコの別荘があった地で、スペインでも屈指の美しい場所というのも想像できる。現在は多くの退職したイギリス人が移住してきている。
夏になると、避暑にやってくるスペインの大都市に住む人たちで人口は倍に膨れ上がる。


カソルラはカソルラ山脈の南端に当たるが、西のハエン方面からアクセスすると、 周りは延々と続くオリーブ畑である。まさに、ここは、スペインにあって、最大量を産出する地方であり、ヨーロッパでも最良質のオリーブオイルが産出されているところである。 そんな高原地帯をしばらく走ると、「鷹の大岩」と呼ばれている岩山が見えてくる。近づくとその岩山の麓の斜面に、白い村の広がるのが見えてくる。村の白さは、周りを取り囲む緑に映えて美しい。

白い村に入ると、あちこちで階段になっている、かなり急な小路がどこまでも続いている。中心になるのが、サンタマリア広場 Plaza de Santa Maríaで、そこまでたどり着く前に、駐車場から、商店街を通り過ぎてさらに歩いて行くと、バルコン・デ・サバレッタ Balcon de Zabaletaという見晴らしのいい場所がある。坂道を登って、やれやれと一息つき、フォトストップする。

サンタマリア広場にはサンタマリア教会廃墟 Ruina de Santa Maríaがあり、中の一角に観光案内所がある。
サンタマリア教会は、ナポレオンが率いた軍隊に壊されたまま大切に保存されている。 野外劇場としても使われていて、夏にはいろいろなイベントやコンサートが催されている。

アクセス

グラナダからバスで約3時間半かかる。1日2便ほどで日帰りは無理だ。
カソルラ地区または,50㎞手前のウベダ Ubedaに滞在する。
カソルラには40軒ほどの宿泊施設がある。

















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