アストルガ Astorga
レオンLeon近郊。
概要
標高869m、人口14000人の小さな町だが、宿場町として重要なところ。
アストルガを望む丘の上には十字架が立つ。
レオン方面からの巡礼者はこの十字架を頼りに足を進めるめる。
チョコレートの発祥地だった。
1-9世紀、フランス軍がアストルガからココアを持ち帰り、それを飲んだナポレオンが絶賛したといわれている。
銘菓にマンテカーロス(チーズ入りの菓子)がある。
アクセス
レオンから鉄道で約30分。
見どころ
アストルガ大聖堂 Catedral de Astorga
夕日に映し出される姿が特に美しいといわれている。
15-18世紀に建造され、ルネッサンスからバロックまでの様式がみられる。
ファサードにはキリスト降臨などの彫刻。左右の塔は色が異なる。
18世紀のリスボン大地震の際に見五が倒壊した。
司教館 Palacio Episcopal
カテドラルのすぐ傍らにある。
スペイン北部にある数少ないガウディの作品として知られている。
ガウディと交友関係にあったアストリア司教の依頼で1889年に着工したが、完成前に司教が亡くなり、斬新なデザインが教会側から嫌われるなどの事情が重なり、一部未完成のままガウディはこの町を去った。
その後建物は完成したものの、結局司教館として使われることはなく、現在は巡礼の博物館となっている。内部の装飾もガウディならではの独創的な世界、一見価値のある建物。