アルコス・デ・ラ・フロンテーラ Arcos de la Frontera

アンダルシーア州 カディス県
標高 185m
人口 約32,000人

概要

シェリー酒の産地で有名なへレスJerezの街から東へ約30km、グアダレテ川Rio Guadaleteを見下ろす小高い丘に広がるアンダルシアの白い村がアルコス・デ・ラ・フロンテーラである。
グアダレテ川右岸の「ラ・ペーニャ」と呼ばれる切り立った断崖の上にある村で、その周りにはグアダレテ川が岩山を取り囲むようにして流れている。

真っ白に塗られた家々は、岩山のかなりの急斜面に建てられ、段々畑のように山から平野部にかけて連なっている。
村に入る道は南側に一本あるだけで、あとはすべて断崖絶壁で近づけないようになっている。

岩山の頂上が村の中心地で、カビルド広場がある。
イスラム時代からのカスティージョ(城)、サンタ・マリア教会、そしてパラドール(国営ホテル)が周りを囲んでいる。
サンタ・マリア教会がある場所には、イスラム時代にモスクが置かれていた。
教会の正面はバルコニーになっていて、深い谷を見下ろす絶景の展望台が広がっている。
展望台の足元は絶壁になっており、底を蛇行するグアダレテ川が流れているのが見える。

展望台横にあるパラドールでは崖を見下ろせるよう大きな窓ガラスを張ったティールームがあり、絶景を楽しむことができる。


車は村の下のアンダルシア広場 Plaza de Andaluciaまで。狹い小路をカビルド広場まで歩いて上る。パラドールヘの案内表示に従う。

アンダルシアの白い村々があるエリアの一番端にあたるため、「プエブロス・ブランコス(白い町)街道」Ruta de los Pueblos Blancosの玄関口となっている。

http://www.arcosdelafrontera.es/

アクセス

バス

セビリアよりバスで約45分(1日2便)「Arcos de la Frontera」で下車後、町営バスで約15分で市街地

へレス・デ・ラ・フロンテーラからは約45分、ほぼ1時間間隔。
その他、カディスやロンダからもバスの便がある。

見どころ

サンタ・マリア教会 Iglesia de Santa Maria
西側ファサード Fachada Occidentalはプラテレスコ様式の最良の見本である。
内部はゴシック、ムデハル、プラテレスコ、バロックの各様式が混ざりあっているが、ルネサンス期終りの美しい星型円天井と祭壇画も目を引く。
教会の北側に沿って、飛控えの下をモンハス(修道女)小路Callejon de las Monjasが通っている。アルコスの魅力そのものといえる狭い小路の石畳を踏んでいくと、断崖の反対の端にあるサン・ベドロ教会Iglesia de San Pedroに着く。バロックの鐘楼をいただいている。

















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