フランス/パリ
パリへのアクセス †
空路 †
- フランスへの航空便のゲートウエイはほとんどパリになる。
- ヨーロッパ内の他国に都市で乗り継ぐ場合にはパリを経由せずに同日接続する便もある。その場合は運賃上若干の差を生じる場合がある。
- いずれの便を利用する場合も、ツアーでは到着する日の夕食が含まれていない場合が多いので、日程表をよく見て、出発空港などでおにぎりやいなり寿司などの腐敗しにくい食べ物を調達しておくことをお勧めする。
- アクセス
直行便の特徴 †
- エールフランス Air France (AF)(スカイチーム)
成田発は毎日3便、午前便(午後到着),午後便(夕刻到着),夜便(翌朝到着)がある。
一部の便で日本航空とコードシェアしている。
特に夜便は人気があって予約が取りにくい。
多くのヨーロッパ域内と国内都市へ同日自社便で接続できる。
国内線接続の際の航空運賃上や優先予約などのメリットがある。
- 日本航空 Japan Air Line(JL) (ワンワールド)
成田発は毎日午前便(午後到着)とAFとのコードシェア便がある。
便名が4ケタのものはAF便(JL5054など)
復路が夜遅い出発なので、パリ市内を夕刻出ればいいため帰国日一日有効に使える。
パリはAFがチェックインなどのオペレーションを代行している。(いつもJALだからとわがまま言っている向きは超過手荷物などにご注意)
多客期や曜日により復路の便が取りにくくなる場合があり、ツアーなどではフランクフルト発などの便を利用する場合もある。こういうフランクフルト乗継の場合などはパリ発が午前または午後早い時間に出ることとなる。
- 全日空 All Nippon Airways(NH)(スターアライアンス)
成田発は毎日午前便(午後到着)
パリ・シャルルドゴール空港はターミナル1(CDG-1)を使用しており、国内便の接続にはバス移動をするので、接続時間を要する。
同じターミナル内から発着するヨーロッパ域内の航空会社が限られる。
- アエロフロート・ロシア航空 (SU)
成田発で週4便。午後出発(夜到着)
モスクワ(SVO)に寄港する。当然、所要時間も多くなる。
ビジネスクラス、エコノミークラスとも座席の前後のピッチが他社便より若干狭い。
ヨーロッパ内乗継便の特徴 †
アムステルダム(AMS)、フランクフルト(FRA)、ロンドン(LHR)、チューリッヒ(ZRH)、ウイーン(VIE)、ミラノ(MIL),ヘルシンキ(HEL)などへの便は同日乗継可能である。
乗継に便利なのは小さな空港で、ヘルシンキとウイーンである。
これらの空港からニースなどフランスの地方都市への便も一部運行されているが、運賃上若干割高になる場合が多い。
ロンドン以外はシャンゲン協定加盟国?になるので、乗継空港で入国審査は受けるため、パリではスルーで預けたチェックインバゲージの税関検査だけとなる。
復路は同じ航空会社便を使用するため、パリを出発するのが午前になり、市内を相当早く出発しなくてはならない。
アジア経由の特徴 †
乗継経由地として、ソウル仁川(ICN)、台北(TPE)、香港(HKG)、北京(PEK)、バンコック(BKK)、クアラルンプール(KUL)、シンガポール(SIN)などがある。
かつては直行便との実質運賃上の格差が大きかったため人気があったが、現在は所要時間がかかるのと復路が乗継地で1泊しないと乗り継げない場合が多いので人気が薄れている。
ただし、ソウル・仁川乗継は圧倒的人気がある。
日本各地と往復とも東京を経由しないで同日仁川乗継可能なので相変わらず高い人気となっている。
ソウル乗継便利用では往路は都内から早朝出発、復路は最終の鉄道、リムジンがぎりぎり間に合う状態で、首都圏内は前後泊を余儀なくされる。
中近東経由の特徴 †
イスタンブール(IST)、ドバイ(DXB)などがある。
関西空港(KIX)発着があるので、関西地区からはソウルに次いで便利な経由地である。
往路は同日接続できても、復路が難しいことが多い。
乗継経由地で1〜2泊旅行することも可能だ。
経由地での乗継は本来は乗継できる最初の便と決まっているので、予約の際に航空会社に運賃上の差や予約状況の確認が必ず必要になる。特にeチケット(チケットレス)の場合に注意。
パリの空港 †
パリには定期便の発着する空港が2つある
- シャルル・ド・ゴール空港 PARIS CHARLES de GAULLE(CDG)
日本・アジア各国、ヨーロッパ国内の大部分、アメリカの大部分、国内線の一部の便が発着している
日本発着便も航空会社によりターミナルが異なる。
(シャルル・ド・ゴール空港ガイド)
- オルリー空港 PARIS ORLY (ORY)
アフリカ方面、アメリカの一部、国内線の大部分が発着している。
(オルリー空港ガイド)
鉄道によるアクセス †
パリの鉄道 SNCF 発着駅 †
- 北駅 Gare du Nord
ロンドンへのユーロスター Eurostar。
ベルギー、オランダ、ドイツへのTGVタリスTHALYS。
フランス北部ノール・ピカルディー地方への列車。
(アクセス)
メトロ:4・5号線
RER:B・D線
シャルルドゴール空港(CDG)へのRER・B2線もこの駅地下ホームに連絡している。
バス:#26,42,43,46,48,54,65(それぞれ発着停留所が離れているのでご注意)
- 東駅
フランス東部アルザス、ロレーヌ、シャンパーニュ地方への列車。
TGV東線がアルザス方面に運行している。
ドイツ南部、スイス、オーストリア方面。ルーマニアなどのヨーロッパ東部方向の国際列車。
「オリエント急行」もこの駅発着。
(アクセス)
メトロ:4・5・7号線^
バス:#30,31,32,38,39,46,47,56,65(それぞれ発着停留所が離れているのでご注意)
- リヨン駅
フランス南部リヨン、プロヴァンス、コート・ダジュール地方へ向かうTGV地中海線の発着駅。
スイス、イタリア方面の国際列車。
(アクセス)
メトロ:1・14号線
RER:A・D線
バス:#20,24,29,57,63(それぞれ発着停留所が離れているのでご注意)
- ベルシー駅
イタリアへの国際夜行列車EN。
ニース行きカートレイン(夜行)もこの駅に車を持ち込む。
(アクセス)
メトロ:6・14号線
バス:#24,87
- オーステルリッツ駅
スペイン、ポルトガル方面への国際夜行列車。
フランス中西部、オルレアン、リモージュ方面の在来線。この駅からのTGV運行はない。
この方面へのTGVはモンパルナス駅発着となっている。
(アクセス)
メトロ:5・10号線
RER:C線
バス:#24,57,61,63,89,91(それぞれ発着停留所が離れているのでご注意)
- モンパルナス駅
フランス西部ノルマンディー、ロワール、ブルターニュ、大西洋岸地方方面。
TGV大西洋線の発着駅。
スペインからの国際列車。
他の駅とは異なる近代的なビルの駅舎。
パリ市内唯一の高層ビル、モンパルナス・タワーに隣接している。
(アクセス)
メトロ:4・6・12・13号線MONTPARBASSE-BIENVENUE駅(路線によっては長い地下通路を歩く)
RERはない。
2つの空港ともエールフランス(AF)リムジンが駅前まで直通運行している。
AF旅客でなくても利用可。
バス:#28,58,82,91,92,95,96(それぞれ発着停留所が離れているのでご注意)
- サン・ラザール駅
フランス北西部ルーアン、カン、シェルブールなどノルマンディー地方方面への在来線中・近距離列車。
TGVや国際列車の発着はない。
都心にいちばん近い駅で、モネの絵のモチーフになった駅。
(アクセス)
メトロ:2・3・13号線
RER:E線
バス:#20,21,26,27,29,53,66,80(それぞれ発着停留所が離れているのでご注意)
長距離バス †
(ユーロライン社)
ヨーロッパの主要都市との発着。