ヴァウブジフ Walbrzych

概要

ポーランド南西部ドルヌィ(ドルノ-)・シロンスク県にある。
中世後期にポーランド王家の分家であるシロンスク・ピャスト家の家系が断絶すると支配者が次々と変わり1941年までシレジア貴族の私領で、鉱山を中心とする工業都市として発展した。第二次世界大戦後に再びポーランド領。旧市街やクションシュ城(Ksiaz)をはじめとした城や教会が有名。

(出典:wikipedia)


クションシュ城 Ksiaz

ポーランドで最も美し城の一つの数えられている。
マルボルク城、ヴァヴェル城に次いで3番目の規模を誇っている。
9世紀、ヨーロッパで7番目の大富豪だったHochberg家が所有していた。
現在はホテルとなっている。
第2次世界大戦中、ドイツに占領されていたときに、ヒットラーの司令部がおかれる予定になっていたところで、地下にはナチスの秘密基地が建設されていた。
ナチスはクションシュ南部のオスーフカ山一帯の地下に戦時中巨大な秘密基地を作っていた。
そこはドイツ軍の通信所もおかれていた。
20km離れたクションシュ城のヒットラーの司令部とここを17kmの秘密のトンネルを掘り、そこに鉄道を敷く予定だった。
ヒットラーを守るための強力な軍隊もおかれる予定だった。
敗戦色が濃くなってきた時にドイツ軍は退散するときに、この秘密基地を爆破して去って行った。
そこへ侵攻してきたソ連軍が基地の存在を察知し基地の入り口を掘り起こした。
当時のソ連軍はそこのあった建設資材・運搬機器や道具類だけを持ち去って行った。
長い間、ここには何もないと思われていたが、最近の調査で、この地下のさらに下に手つかずの部屋の2つ以上あることが分かってきた。
荷物を満載にしたナチスのトラックが通過したのが付近の住民に目撃されている。
何が隠されているか現在は分かっていないが、いずれ調査が進み新たな発見があるものと期待されている。
戦後、1950年代までドイツ軍がこの付近をうろついているのを度々目撃されている。
また、ドイツの人たちが付近の山に住み着き、時々ここを訪れていたととのことだ。
そのことでドイツ軍が財宝を隠しているのではないかと新聞などで話題になったことがある。
ヨーロッパでナチスが覇権を握っていたころに、ヒットラーがイタリアなどヨーロッパ中から掻き集めた美術品などもまだ見つかっていないものが多く存在するが、もしかしらここに眠っているかもしてないという。
現在、この地下秘密基地跡は観光ポイントとして一般に公開されている。