ラトビアの旅行事情
通貨
通貨単位
2014年1月1日から通貨はユーロに統一された。
ユーロ(EURO)EUR、補助単位はセント(CENT)。
1ユーロ=100セント=約120円。
紙幣の種類
5、10、20、50、100、200、500ユーロ。
コインの種類:1、2ユーロ、50、20、10、5、2、1、セント。
ドイツ国内では、5セント以下のコインはほとんど流通していない。
ユーロ通貨の発行は欧州中央銀行で、12の星で円を描く欧州旗が入っている。
紙幣の大きさは種類によって若干異なる。
デザインは、統一されているが、紙幣の中に描かれているのはEU加盟各国の代表的建造物をイメージしたものが描かれている。(特定の建物を描けないため実物とは異なる)
キプロスとマルタ以外ではそれぞれの国の地図も描かれている。
いずれの国の絵柄でもEU内での同じに使われている。
偽造防止や視覚障害者のために紙幣の基調色も金種によって暖色と寒色が交互になっている。
5, 10, 20ユーロ紙幣には表面右側にホログラムの入った帯状の金属箔、高額紙幣にはホログラムの入った四角の金属箔が付けられている。
200と500ユーロの縁には触知できる模様がある。
200ユーロは中央下部から右の角にかけて縦の線、500ユーロは右端に斜めの線が入っている。
偽造防止のためにさらに、
50ユーロ以上では裏面に角度を変えて見ると紫から緑に変色するインクが使われている。
透かしてみると、右寄りに金属のような複数の線が見える。
この線の数と幅で紙幣の金種がわかるようになっている。
レート
変動相場制で、日々レートが変化している。
US$1.00 = 約 0.90 ユーロ (EUR)
€1.00=約\120~130 (JPY)
\1000=約8.ユーロ (EUR)
日本円でユーロを購入する場合には、銀行・両替所の手数料が1ユーロにつき2-3円加算される。
両 替
街には銀行や両替所両方ともあまりない。
日本で出発前にユーロ通貨を準備すべきだ。乗り継ぎ空港でも両替は可能だが、乗り継ぎ時間や両替所の場所などで両替できないリスクも多い。
町で見知らぬ人が両替してくれとか珍しいコインだとか言ってきても関わらないほうがいい、両替詐欺に遭う。
クレジットカード
首都リガではVISA,AMEX,MASTERがどこでも通用するが、地方では、ホテル以外では受けてくれないところが多い。
時 差
日本と-7時間,UTC+02:00時間
夏時間:日本と-6時間,GMT+3:00時間
3月最終日曜深夜2:00~10月最終土曜深夜2:00
電気・通信事情
電圧:220V50Hz
プラグ;ヨーロッパタイプ(Cタイプ)。
国際通話の国番号;371
携帯電話について
GSM方式を採用している。
ラトビアでも携帯電話は広く普及している。
インターネット利用環境の整備をしており、多くの場所で無料の無線LANが利用できる。
日本の携帯電話の多くがラトビアでも利用可能だが、高額なローミング料がかかる。長い通話するとびっくりする請求書が届くことになる。メールならそれほどではない。
携帯電話事業者
ラトビアには事業者が4社ある。
Latvijas Mobilais Telefons
BITE Latvija
Tele2
Triatel
主要都市に店がある。
SIMのチャージにも気軽に使える。
しばらくラトビアに滞在し、ヨーロッパ内で通話をする必要のある人には、GSM対応のプリペイド携帯電話を購入する方がいい。20eur位からある。本体はヨーロッパやアジア各国で使える。
4社のいずれかの代理店で本体とSIMカードを購入する。その際にパスポートの提示が必要だ。店がコピーをとる。SIMを購入すると開通作業などは店でやってくれる。
首都リガ滞在中に購入した方がいい。地方都市では販売店があまりない。
このSIMカードはラトビアでしか通用しない。EU内の他の国に換える場合には、国際通話になり、通信料が高くなり、すぐに追加チャージが必要になる。
SIMの残高がなくなったら同じ電話会社の店なら充填(リチャージ)してくれる。
携帯モバイルルーター
携帯モバイルルーターも、海外仕様のものなら同様にSIMを入れてもらえばどこでも使える。
3星クラス以上のホテルでは、無料でWiFiが使えるようになっていて、チェックインの際にパスワードを書いた小さな紙切れをもらうことができるが、出力が弱くて、機種によっては使えないことがしばしば起きる。
モバイルルーターを持参して、携帯電話会社でSIMを入れてもらった方が確実だ。
気 候
夏は白夜で夜22:00頃まで太陽が沈まないが、気温は夕刻になるとどんどん下がっていく。
ラトビアは高緯度(北緯56度58分,カムチャツカ半島の付け根とほぼ同緯度)に位置している。
バルト海に流れ込む暖流のおかげで、冬季も国内では比較的温和だが、日中でも氷点下のままになる。-20度ぐらいまで下がることもある。
バルト海沿岸部は西岸海洋性気候で湿度が高い。
内陸部は湿潤大陸性気候で夏は冷涼、冬は長く寒い。7月の平均気温は17℃で,暑いときには30℃を超える日が続くこともある。
1年を通じて天気が変わりやすく,特に春から秋にかけては大きく変化することがある。
年間降水量は500~700mmとさほど多くないが、蒸発量が少ないため湿地が多い。
降雪は多くないが、道路の凍結などで、旅行の移動にはかなり支障をきたす。
服 装
ヨーロッパはどこの国でも、5月から7月の間にどこかで10日間くらい猛暑に見舞われることがある。
したがって、一概にどんな服装をということは難しいが、いつ寒さが戻ってくるかわからないので、その備えをしておかなくてはいけない。
1日の間の天気の変化やそれに伴う気温の変化は体調不良の原因ともなるので,天候に応じた服装の準備や雨具の用意にも心がける必要がある
夏は日中暑くなることもあるが、朝夕の寒さに備え長袖がいい。薄手のコートも必要になる。
春や秋も朝夕や天候が悪日などは日本から較べるとかなり寒いので、厚手のコートが必携だ。