メクネス Meknes

概要

フェズから西へ約60km。アラウィー朝時代に首都が置かれた古都で、旧市街は1996年に世界遺産に登録されている。

かつてこの一帯はローマ帝国によって支配されていた。
その後、8世紀頃に城壁の囲まれた町が造られたと言われている。10世紀にはメクネサと呼ばれたベルベル人の一族が定住を始め、
町は拡大していった。
1675年から1728年までアラウィー朝の首都が置かれ、最盛期を迎えている。

町は渓谷を挟んで西側が旧市街、東側が新市街となっている。

周辺にはブドウやオリーブの畑が広がり、ワインの産地としても知られている。
モロッコではあまり見かけない酒の飲めるレストランが新市街の至るところにある。

旧市街には歴史的建造物が点在する。メインゲートとなるマンスール門には一面にカラフルなモザイクタイルと彫刻が施されている。

町のランドマークとなっていて、北アフリカで最も美しい門といわれる。
ムーレイ・イスマイル廟とともに、往時の栄華を偲ばせる壮麗な建築だ。

新市街は鉄道駅の西側が繁華街になっていて、ワインも楽しめるレストランやカフェが立ち並ぶ。Qkj

見どころ

マンスール門


ムーレイ・イスマイル廟


キリスト教徒の地下牢

ムーレイ・イスマイルによる異教徒の弾圧で、キリスト教徒が鎖につながれていた地下牢がある。地下なので暗いし、はりつけの刑をしていた跡とかある。ムーレイ・イスマイルはここから30km近く離れたヴォルビルスまでの地下道を掘ったとのこと。

ジャメイ博物館