国の概要

国名・国コード

モロッコ王国 Kingdom of Morocco

国コード)

ISO=MA/MAR/504

NET=.ma

IOC=MAR

IATA=MA

プロフィル

リビア、チュニジア、アルジェリアとともに通称「マグレブ」と呼ばれる北西アフリカ諸国のひとつ。
西は大西洋、北は地中海、南東はサハラ砂漠、中央にはアトラス山脈が走っている。
2つの砂漠がある。マーミド砂漠とメルズーガ砂漠
カサブランカ、フェズ、マラケシュという大都市は、メディナと呼ばれる迷路のような旧市街がある。
アトラス山脈を越えると景色も人も一変する。
ベルベル人がカスバ(城壁)を築いて暮らしていた様子がカスバ街道(ワルザザードからエルラシディアまで)に今も残っている。
代表的なものはに指定されているアイト・ベン・ハッドゥ(世界遺産)である。
「アラビアのロレンスを始め数々の映画のロケ地にもなった国。
リン鉱石の採掘量は世界第2位、他にも鉛、コバルトなどの鉱物資源や天然ガスも豊かである。
アフリカで唯一のアフリカ連合未加盟国。

国のシンボル

国 旗

モロッコ国旗

赤地の中央に小さめの緑色の星のような「スレイマンの印章」
赤は現在の王朝が17世紀から300年以上使っているものスレイマンの印章と呼ばれる緑のマークはイスラムの伝統色の緑でアラーの加護を表す

国 花

バラ

国 歌

国王万歳

国 土

アフリカ大陸の北西端、ジブラルタル海峡をはさんでスペインと対している
東はアルジェリア、南は西サハラと北はスペインの飛び地セウタ・メリリャ国境を接する。
北部は地中海、西部は大西洋に面した海岸平野で、国土の中央を東西にアトラス山脈が走っている。山脈の南にはサハラ砂漠の高原が広がっている。

大きな山脈が4つある。 リフ山塊(エルリフ)は他の3つの山脈とは独立し、地中海沿いのセウタやメリリャを北に眺め下ろしている。最高地点は約2400mである。
南方の3つの山脈はアトラス山脈に属する。
アトラス山脈自体はチュニジア北部からアルジェリア北部を通過し、ほぼモロッコの南西端まで2000km以上にわたって延びる。
アトラス山脈は複数の山脈が平行に走る褶曲山脈である。
モロッコ国内では北から順に、
中アトラス山脈(モワヤンアトラス山脈)
大アトラス山脈(オートアトラス山脈)
前アトラス山脈(アンチアトラス山脈)
アンチアトラス山脈の南斜面が終わるところに国境がある。

アトラス山脈の平均標高は3000mを超え、国土のほぼ中央にそびえるトゥブカル山 (4165m)が最高地点であり、北アフリカの最高峰でもある。

面 積

44.7万k㎡ (西サハラを除く,日本の1.2倍)

政治形態

政 体

立憲君主制

独立年月日

1956年3月2日、フランスより独立

元 首

モハメッド6世国王(1999年7月即位)

首 都

ラバトRabat

地方自治

16の地域に分けられているが、うち3州は西サハラ(サハラ・アラブ民主共和国)に属している。

国 民

人 口

3,252万人(2012年 推計)

民 族

アラブ人65% ベルベル人35%

言 語

アラビア語(公用語)ベルベル語,仏語

宗 教

イスラム教(国教)スンニ派99%,キリスト教1%