シェフシャウエン Chefchaouen

概要

モロッコ北東部、ティトゥアンの南方の山間部にある町。シャウエンと呼ばれることが多い。

背後にティスカ山とメッグ山の2つの峰がヤギの角のようにそそり立っている。

北部の港町からのアクセスがよく、外国人観光客が多く訪れる。特産の織物製品やヤギのチーズなどが人気だ。

町は15世紀後半に建設され、レコンキスタ運動によって追われてきたムーア人やユダヤ人が多く移り住んだことで知られる。

1912年の仏西条約ではスペイン領となり、ベルベル人の反体制活動家アブドゥ・エル・キルムは一時この町のカスバに幽閉されていた。

山の麓の城壁に囲まれた旧市街が形成され、斜面に複雑に小路が入り組んでいる。街の規模は小さいが様々な商店が集まり、買い物客で賑わっている。kj