フランス

食事・料理

レストランのカテゴリー

レストランには一流高級店から一般までさまざまある。

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服装&マナー

レストランでのオーダーの基本

(1)アペリティフ(食前酒)を頼む
高級レストランの場合:
ウェイターはまず、食前の飲み物(アペリティフ)のオーダーを受ける。
食事中に飲むワインとは違う。
シャンッパン(グラスで)、シェリー、ポルト、キールなど,ミネラルウオーターのバドアなどが一般的。シャンパンと混ぜたものを「キール・ロワイヤル」といい、人気がある。
キールはディジョン名物のカシスをブルゴーニュの白ワインに混ぜた飲み物。
また、食前酒を取らずに料理のオーダーをしても開始しても構わない。
食前酒ののどを潤しながらメニューを見て選択する。
前菜、主菜の注文を受ける。そして必ずそのあとに飲み物を聞いてくるので、好みのワインなり、ミネラル・ウォーターなりを頼む。ワインはソムリエが注文を取りに来る。
ブラッスリーの場合:
お客さんが気軽に食べるために来ているのであまり片張らない。
前菜と主菜、それにワインを同時に注文する。ミネラルウオーターもその時に注文する。前菜はなくてもいい。

(2)料理のメニューを選ぶ
次は座っているテーブルの係の給仕によってメニューが渡される。通常、オードヴルとメインから1品ずつ選ぶ。しかし、フランス語を習ったことがない人はガイドブックを見ながらかろうじて判別できても、発音が難しい。指差しで頼めばよい。最近では英語や日本語のメニューを置く店も増えてきた。

(3)ワインの選択
料理の注文の後は、ワイン選びとなる。二人での食事の場合、赤または白1本で十分で、あえて白から始めて赤に替える必要もない。また、メインが魚だからといって白ワインに固執する必要もない。その逆に肉料理だから赤と限定することもない。ソムリエに相談してお好みのものをオーダーすればいい。フランス人はたいてい赤ワインを飲むため、リストにも赤が断然多い。
ミネラル・ウォーターもこの時点でオーダーする。
レストランによって貯蔵しているワインが異なるので、銘柄で覚えてもあまり意味がない。ソムリエの力を活用しよう。各地方でおおよその区別ができるので、例えば白ワインならロワール地方、ロゼワインならプロヴァンス地方、赤ワインならブルゴーニュ地方またはボルドー地方のものから予算に合わせて選ぶといい。ワインの値段は日本同様に市販価格の3倍くらいになっている。

(4)チーズ/デザートは好みで
メインを食べ終えると、「チーズ(フロマージュ Fromage)はいかが?」と言ってくる。いろいろな種類のチーズを持っきて選択するようになっている。いらなければ、デザートの選択になる。
パティスリー(Mille Feuilles、Charlotteなど)、アイスクリーム(Glace)、シャーベット(Sorbet)赤いフルーツ(Fruits Rouges 季節が限られる)などが代表的だ。
デザートの後にコーヒーの注文がくる。満腹でデザートをカットしたい場合コーヒーだけでも構わない。通常、セットメニューでもコーヒーは付いていない。
ちなみに日本料理店で出す食後の日本茶は、コーヒーと同じで有料の場合が多い。

(5)勘定
食事がすべて終了したら、「L'Addition, S.V.P. ラディション・スィル・ヴ・プレ(会計)」と言う.
それぞれのテーブルの係は決まっているので、サービスも勘定もすべてその同じウエイターがテーブルで行う。
伝票をはさんだバインダーを持ってくる。お金を渡すと、いったん下がっておつりを持ってくる。チップ分を残して(あるいは足して)バインダーを返す。
サービス料は含まれているのが普通だが、チップは1テーブル5〜10ユーロで十分。支払いは自分のテーブルで済ませるのがしきたり。 ~            カード払いの場合も別に置いていく。

名物料理・食材

フランスは食材の豊富な土地で、市場へ行くとその種類の多さに驚かされる。季節感を大切にし、旬のものが絶えず手に入るため、人工的な栽培や加工したものがほとんどない。
農薬の使用が制限されているので、高い品質のものが食される。スーパーで売られている食品も防腐剤が加えられていないので新鮮そのものだが、その分、消費期限が短く、期限を越えると腐敗が早い。牛乳などは注意が必要だ。