スロベニアの概要
国 名
スロベニア共和国 Republic of Slovenia
国コード
ISO3166-1:SI/SVN/705,
NET:.si,
IOC:SLO
プロフィル
スロベニアは、ヨーロッパ中南部に位置する国。
古くはフランク王国、神聖ローマ帝国、オーストリア、ハンガリー帝国などに支配されていたが、1918年にセルブ・クロアート・スロベーン連合王国(ユーゴスラビアの前身)の創設に参加。1929年にユーゴスラビア王国に改称し、第2次世界大戦で一度は解散したが、1945年にユーゴスラビア人民共和国として生まれ変わった。
チトー大統領率いるユーゴスラビアからの独立機運が高まり、1991年6月25日、スロベニアは独立を宣言。ユーゴスラビアが軍事介入したが、交戦し、ユーゴスラビアを撤退させて、完全に独立国家となった。
現在は国連と欧州連合(EU)に加盟し、農業と加工貿易で発展の道を歩んでいる。
スロベニア西部中央に位置する首都リュブリャナは、ルネッサンスやバロック様式の建物が残る旧市街。
1144年に建設されたリュブリャナ城、イタリアの影響を受けたフランシスコ教会などの歴史的建造物などが残されて、中世の面影を伝えている。
また、国土の半分が石灰岩層のスロベニアには、6000以上の鍾乳洞があり、中でも全長24Kmにおよぶヨーロッパ最大のポストイナ鍾乳洞や、世界遺産に登録されたシュコイツィアン鍾乳洞(1988年)など、観光資源に恵まれている。
国のシンボル
国 旗
白、青、赤の3色でロシアの国旗と同様である。
旗竿寄りにスロヴェニアの最高峰トリグラフ山と3つの星が描かれたスロヴェニアの紋章が加えられている。
国 花
コムギ Triticum
国 歌
Zdravljice(乾杯の詩)
国 土
バルカン半島の北西部に位置し、わずかな部分でアドリア海の最奥部に面している。
オーストリア、ハンガリー、クロアチア、イタリアと国境を接し、北西のユリアン・アルプスがクロアチアのディナリ・アルプスへと連なっている。
西部のジナルアルプス山脈と北部のカラバンケン山脈にはさまれた山がちの地形で、平地は全土の20%。北西部は石灰岩の溶食地形(カルスト)が発達している。二大河川のサバ川、ドラバ川はいずれもドナウ川の支流である。
最高地点はトリグラウ山(2884m)、イタリアとの国境に近い。
面 積
2,0万k㎡, 四国とほぼ同じ
政治形態
政 体
共和制
独立年月日
1991年6月25日、ユーゴスラビア連邦より独立
国連加盟
1992年5月22日
首 都
リュブリアーナ,Ljubljana,26万3832人(1999)
地方自治
スロベニアは、212の市(自治体)に分かれる。そのうち、特に人口の多い11の市は、特別の地位にある(日本の政令指定都市に相当)。
国 民
人 口
約207万人
民 族
スロベニア人90,5%、 クロアチア人2,9%セルビア人2%
言 語
スロベニア語(公用語)、セルビア語、クロアチア語
ドイツ語、英語、イタリア語も通じる。
宗 教
カトリック70.8%,ルター派1%,イスラム教1%,無神論者4.3%