ユトレヒト Utrecht
概要
アムステルダムから30km南にあるオランダ第4の都市。
オランダのほぼ中央付近に位置するため、各地からの高速道路(A2、A12、A27、A28)や鉄道網の交差する拠点となっている。
8世紀よりオランダの宗教の中心であり、オランダ・カトリック教会で最も重要な地位を担うユトレヒト大司教が聖カタリネ大聖堂におかれている。一方、大聖堂教会にはプロテスタント教会の教区事務所も置かれている。
オランダ最大の大学であるユトレヒト大学が置かれている。
ライン川の支流であった旧運河 Oude Grachtが旧市街の中心を南北に流れている。
道路より5mくらい下の方を流れており、その両側水面に面してオープンカフェやレストランが並んでおり、ユトレヒトならではの趣ある風情が楽しめる。
そんな運河を巡るクルーズもある。
中央駅から東方向に3分ほど歩くと運河にぶつかる。やや北側に大きな橋のたもとから運河クルーズも出ている。
アクセス
鉄道
アムステルダム中央駅からマーストリヒト行き、またはアーネム方面行きで約30分、
頻繁に出ている。
車
高速道路で約20分。スピード取り締まりの厳しいルートなので100km/h制限を厳守のこと。
見どころ
聖ヤン教会 St. Janskerk
教会のある聖ヤン広場では、週末になると花市が開かれることもある。
オルゴール博物館 Nationaal Museum van Speelklok tot Pierement
18世紀から今日までの手回しオルガン、オルゴールなどを展示。
ガイドツアーでまわる。
火~日・祝日 10:00~17:00
休み:月曜、1月1日、4月30日、12月25日
ドム教会 Domkerk
1254年に大聖堂として造られたゴシック様式のオランダ最古の教会。
1580年よりプロテスタント教会となっている。
もともとはドム塔とつながっていましたが、1674年の落雷が間のアーチ部分が倒壊し、現在の建物は1988年再建されたもの。
教会前にはユトレヒト同盟を結んだヤン・ファン・ナッソーの像が立っている。
ドム塔 Domtoren
1321年から1382年にかけて建造された高さ112mの大聖堂の塔で465段の階段を上れる。
聖カタリネ大聖堂 Sint-Catharina Kathedraal
1853年以降、ローマ・カトリック教会のユトレヒト大司教座が置かれている大聖堂。
オランダ鉄道博物館 Het Nederlands Spoorwegmuseum
ユトレヒト中央駅から博物館まで毎時0分(10時~16時)に特別列車が出ている。所要18分。
火~日曜 10:00~17:00
休み:月曜、1月1日、4月30日
カタリナコベント博物館 Museum Catharijneconvent
中世から現代に至るまでのキリスト教関連の美術を所蔵する。
2006年に改装し、再オープンした。
月~金 10:00~17:00、土日 11:00~17:00
リートフェルトのシュローダー邸 Rietveld's Schroder House
ユトレヒト大学 Universiteit Utrecht
ドム教会に隣接して建つL字型、19世紀末のネオ・ルネッサンス様式の建物。
1409年にドム教会の参事会室として創建されたもので、ここで1579年にユトレヒト同盟が結ばれた。
1636年のユトレヒト大学創立の際は大学本部が置かれていたが、現在は大学のホールとして使用。
中央博物館 Centraal Museum
1838年に創立されたオランダで最も歴史の古い市立博物館.
世界遺産に登録された「シュローダー邸」を含む世界最大のリートフェルト・デザインのコレクションも所有している。
火曜~土曜 11:00~17:00
日曜・祝日:12:00~17:00
休み:月曜、-セントラール・ミュージアム Centraal Museum
ディック・ブルーナ・ハウス
ユトレヒト出身のアーティスト、ディック・ブルーナさん(1927年)によって描かれた白い小さなうさぎ「うさこちゃん」こと、ミッフィーは子供向けの絵本の主人公として世界中で愛されているが、いまやミッフィーはオランダを代表するデザインアイコンに成長している。
2006年に開館、ミッフィー誕生の制作過程なども展示されている。
館内にはキャラクターグッズがお土産として販売されている。
中央博物館の向かい。
ユトレヒトからバス2番で Agnietenstraat下車。
火曜~日曜 午前10時~午後5時
休み:月曜、
ディック・ブルーナ・ハウスのチケットで中央博物館ムにも入場できる。
無料の日本語のイヤホン・ガイドが利用できる。
近郊
デ・ハール城 Kasteel de Haar