オランダの旅行事情
通 貨
ユーロ(EURO)EUR、補助単位はセント(CENT)。
オランダ語読みは「ユーロ」と「セント」。
1ユーロ=100セント=約120円。
紙幣の種類
5、10、20、50、100、200、500ユーロ。
コインの種類:1、2ユーロ、50、20、10、5、2、1、セント。
ユーロ通貨の発行は欧州中央銀行で、12の星で円を描く欧州旗が入っている。
紙幣の大きさは種類によって若干異なる。
デザインは、統一されているが、紙幣の中に描かれているのはEU加盟各国の代表的建造物をイメージしたものが描かれている。(特定の建物を描けないため実物とは異なる)
キプロスとマルタ以外ではそれぞれの国の地図も描かれている。
いずれの国の絵柄でもEU内での同じに使われている。
偽造防止や視覚障害者のために紙幣の基調色も金種によって暖色と寒色が交互になっている。
5, 10, 20ユーロ紙幣には表面右側にホログラムの入った帯状の金属箔、高額紙幣にはホログラムの入った四角の金属箔が付けられている。
200と500ユーロの縁には触知できる模様がある。
200ユーロは中央下部から右の角にかけて縦の線、500ユーロは右端に斜めの線が入っている。
偽造防止のためにさらに、
50ユーロ以上では裏面に角度を変えて見ると紫から緑に変色するインクが使われている。透かしてみると、右寄りに金属のような複数の線が見える。
この線の数と幅で紙幣の金種がわかるようになっている。
レート
変動相場制で、日々レートが変化している。
US$1.00 = 約 0.90 ユーロ (EUR)
€1.00=約\113 (JPY)
\1000=約8.8 ユーロ (EUR)
日本円でユーロを購入する場合には、銀行・両替所の手数料が1ユーロにつき2-3円加算される。
両 替
日本でユーロを調達していった方がレートも若干いいし便利だ。
ただし、ユーロ通貨圏以外の国から移動してくる場合には、残額の他国紙幣を両替しておく必要がある。他国の紙幣を日本に持ち帰っても、再両替できない国もある。
オランダの両替所は多くが英語表示でチェンジChange。
空港や主要都市の中央駅構内にある。早朝から夜10時頃まで開いている。
旅行者の多い都市には市内に両替専門店もある。
大都市の大通りにある両替所には売り買いの表示が反対になっていて、あたかも有利なレートに見えるように表示してあるところがある。
両替の交換レートは、両替所や銀行によって若干異なることがあるが、一般の旅行者が両替する金額ではそんなに変わるものではない。時間の節約のために、手近なところで両替しておくべきだ。
大きな金額ばかりできたら、一部を小額紙幣やコインにしておいた方がいい。
500eur、100eurは姉妹であまり流通していない。店によっては受け取りを拒否づるところもある。19,20,50eurが頻繁に使われている。
大都市繁華街の両替所周辺には、手の凝ったスリが徘徊している。周りの人に十分な気配りを。
クレジットカード
種類の異なるクレジットカードを2種類以上持っていた方が便利だ。
VISA、MASTER、AMEX、JCBなど主要クレジットカードはほとんどの都市で通用するが、中小都市の商店によっては、JCBは受け付けてくれないところもある。
多くの店やレストランでは低額の支払い(10ユーロ以下)には使えない。
時 差
オランダ国内は同一時間帯となっている。
日本との時差:
サマータイム実施期間以外:-8時間、 GMT:+1時間
サマータイム実施中:-7時間 GMT:+2時間
サマータイム実施期間:
3月の最終日曜AM2:00(AM3:00にする)~10月の最終日曜AM3:00(AM2:00にする)。
電気・通信事情
電圧=220V、周波数=50Hz
プラグ=Cタイプ
テレビ・ビデオ方式
ビデオ=PAL方式
DVD方式
Region Codeが各国に対応するものが販売されている。
日本と同じ「2」と表示されていれば、もhpmmlp君子の一般的DVDプレーヤーで再生できる。
通信事情
国際通話の国番号;31
携帯電話
通信規格
GSMが主流
携帯電話事業者
3社ある。
KPN
T-Mobile(以前の "Orange" を含む)
Vodafone
GSM対応の携帯電話を持っていればいずれかの店でオランダのSIMを入れてもらえば国内で通話できる。
携帯モバイルルーターも、海外仕様のものなら同様にSIMを入れてもらえばどこでも使える。
3星クラス以上のホテルでは、無料でWiFiが使えるようになっていて、チェックインの際にパスワードを書いた小さな紙切れをもらうことができるが、出力が弱くて、機種によっては使えないことがしばしば起きる。
モバイルルーターを持参して、携帯電話会社でSIMを入れてもらった方が確実だ。
気候
偏西風とメキシコ湾流の影響で、高緯度ながら温暖な西岸海洋性気候が広がる。
一般的には、夏はさほど暑くなく冬の積雪も少ない温和な気候とされるが、毎年気象状況が大きく変化しているため、寒暖の差が激しく真冬日や氷点下10度以下の寒さになることもあり、運河が凍る。夏の暑さは30度にもなる日もあるが、空気が乾燥しているため、結構しのぎやすい。
概して、曇天の日が多く、北海から吹き付ける風が強い。
旅行中の服装
あまり高価なバッグやアクセサリーを身に着けるとスリに狙われやすい。
普段着感覚の服装がいいが、あまりカジュアルすぎるとレストランなどではじかれることがある。
ジャケット・ウインドブレーカー
冬期は雨模様の日も多いので、朝夕・昼間の涼しさからジャケットを着用している人が多い。
夏は雨が少ないが、秋から春先までは風雨の強い日が割合多い。市街地中心部は車が進入できないため、市街地散策などには、雨の中を長々歩くことになる。急な天候の変化のために、薄手のウインドブレーカーは手荷物の中に入れておくといい。
にわか雨にも寒い風にも耐えられ、暑くなれば脱いで持ち運んでも邪魔にもならない。
スラックス
あまり足まで汗をかくこともないので、少々厚手のデニム系のものがいい。観光で立ち尽くしで疲れた時、その辺に腰掛けても気にならない。
履き物
音の出ないソフトな靴底のものがいい。市街地はレンガを敷き詰めた道。ヒールの細いものは歩きにくい。サンダルもあまりよくない。ソフトな底でも滑りにくいものを選ぶこと。
帽子、サングラス
夏の日差しの強さはきつい。普段着用していない人も用意しておくといい。
強い風で飛ばされないように帽子にはひもがついている方がいい。