アムステルダム Amsterdam
概要
オランダの首都となっているが、政治の中心はハーグにある。
現在のアムステルダムは、アムステルダム中央駅を中心に扇形に網の目状に広がる運河や道路、その運河に沿って並ぷ17世紀の商人の邸宅が建つ。
中心に近い旧市街地区からだんだん外へ行くにしたがって道路も広くなっているが、どこの道も決して広くはない。
そこにトラムの線路が張り巡らされて、市バスは中央駅発着が多い。
平坦な土地柄自転車が多く、市民の多くが自転車を利用している。
運河沿いや路地など細い道を除き自転車専用レーンが設けられ、自転車専用の信号があったり、車同様に道路右側を走ることが義務付けられていたり、自転車専用レーンであっても逆行は許されないなど、車と同じように厳しい交通ルールがしかれている。
例年、チューリップなどの咲く早春だけは観光客が集中するが、それ以外のシーズンでもほぼ一年中、何らかのコンベンションや見本市が行われている。
アムステルダムの誘致活動が功を奏した結果で、限られた数の宿泊施設はいつも満室状態になっている。
オランダが外国企業への税制面の優遇策などを講じ、かつ優れた労働力や労働コストなどで近隣諸国から比べて有利なため、日本のトップ企業の多くがオランダに生産工場を設けていたり、欧州本部を設置したりしているが、その多くがアムステルダム周辺に集まっている。
空港も欧州の主要な大都市の中で最も乗降・乗り継ぎに便利なハブ空港として知られる。
この空港にはターミナルビルは一つで、移動にバスなど一切ない。利用者はどこへ旅行する場合でも、同じ所に行ってチェックインするし、到着する旅客も同じ所へ出てくる。
すべて扇状に延びる通路でゲートへ行くようになっている。
-高速道路網も縦横に張り巡らされ、環状高速道路 Ring, A10 が一周し、そこから各方面に放射状路線が分岐している。朝夕の渋滞を回避するため迂回ルートも発達している。
空港
アムステルダム・スキポール空港 Amsterdam Schiphol Airport (AMS)鉄道駅
アムステルダムには複数の鉄道駅があり、微妙に行き先によって発着駅が異なっている。
アムステルダムからどこへ行くにもすべてが中央駅 (C・S)で乗降できるとは限らない。
南北の主要都市、ロッテルダム方面、ユトレヒト方面へは中央駅発着が多いが、東西に走るルートはアムステルダム中心地の南の方を東西に走る場合が多い。その場合には地下鉄やトラムで停車する最寄駅まで行かか、中央駅発の列車で途中駅で乗り換えをする。
旧市街を中心として中央駅は北側になるので、鉄道線路が市内を囲むようになっていてどちら周りで中央駅へ行くかで、途中停車駅は変わってくる。
なお、オランダの鉄道は車内で頻繁に検札に来るので必ず乗車前に切符を購入しておくこと。
アムステルダム中央駅
東京駅のモデルになった赤レンガ造りの駅。
国内主要都市間、国際列車、北行き列車はこの駅から発着する。
アムステル Amstel駅
中央駅からひとつ目の駅。
地下鉄駅がある。
東寄りの周辺の町へ行くバスはこの駅前から発着する。
ライ RAI駅
市内の南側の駅で、ビジネスセンターになっている。
ローッテルダムなどからの長距離列車はここを経由しない。
アムステルダム南 Amsterdam Zuid駅
ライ RAI駅同様、市内の南寄りで、近距離線のみここを経由して中央駅へ行く。
スキポール空港 Schipol駅
ここから出るすべてが中央駅へ行くわけではなく、近距離線はここからライ駅、南駅経由で東方向へ行く列車となる。
市内の交通機関
公共交通機関すべては均一料金ではなく、距離制(ゾーン制)になっている。
アムステルダム市内を5つのゾーンに分けられている。
切符はその都度運転手に行き先を告げて購入すれば間違えない。
回数券
しばらく滞在して何度も同じルートを利用する場合にお勧め。
帯状の回数券のようになっており、ゾーンをまたいでいく場合にはチケットのコマ数を多く必要とする。1回の乗車でゾーン数プラス1コマが必要となる。たとえば、ゾーンが2つにまたがって利用する場合には、3枚必要となる。
旅行者が観光するエリアはおおかたセントラルゾーン内に入っているので、2コマずつ使うようになる。乗車するとき車内の機械でパンチを(2コマ分)入れる。
ゾーンが3つ以内なら1時間以内なら何回でもそのまま使える。
うっかり忘れたり間違ったりしても検札が来て見つかったりしたら旅行者でも無条件にペナルティ・チャージの支払いを要求される。
トラム Tram
全部で16路線あり、中央駅発着のものと市内をくねくね曲がって横断するように走るルートがある。
番号が表示されている。
車内案内はほとんどない。あっても聞こえない。
外を見ながら、あたりをつけて近くのボタンを押すと次の駅でドアが開く。
地下鉄 Metro
アムステルダム市内と近郊の住宅地を結ぶために建造されたもので、旅行者には利用しにくい。
路線の数も少ない。
バス
ルートをしっかり地図で確かめないと、結構迂回して目的地へ行くので時間がかかることがある。
乗車は前から。降りるときはボタンで合図する。バス停がトラムと同じ中央のプラットホームになっているところもある。旧市街の狭い地区以外では屋根つきの停留所になっている。
タクシー
個人で車を持ってタクシーをしているケースが多く、車ごとに料金が若干異なることが認められている。
この町ではあまり雲助はいない。
リバークルーズ(運河めぐり)
市内繁華街に数か所乗り場がある。
中央駅前の通りの左側に各社のクルーズが客引きをやっている。
見どころ(中央駅からダム広場)
新教会 Nieuwe Kerk
5月~7月上旬の木曜日の夜間、オルガンコンサートが開かれる。
聖ニコラス教会 St.Nicholaaskerk
王宮 Koninklijk Paleis
戦没者慰霊塔 Nationaal Monument
ダム広場に立つ、高さ22mの石柱は、第2次大戦時のオランダ人犠牲者の霊を慰めるもの
アムステルダム歴史博物館 Amsterdams Historisch Museum
見どころ(ニューマルクト、旧教会周辺/ダム広場東側)
飾り窓地区 Red Light Distriet
ニューマルクト広場 Nieuwmarkt
ワーテルローののみ市 Waterloomarkt
オランダ海洋博物館 Nederlands Scheepvaartmuseum
レンブラントの家 Rembrandthuis
アムステルクリング博物館 Museum Amstelkring
科学技術博物館 NEMO
南教会 Zuiderkerk
モンテルバーンス塔 Montelbaanstoren
涙の塔 Schreierstoren
非公開
計量所 Waag
旧東インド会社の本館 Oostindisch Huis
旧教会 Oude Kerk
見どころ(ヨルダーン地区/ダム広場西側)
西教会 Westerkerk
北教会 Noorderkerk
頭像のある家 Huis met de Hoofden
アンネの家 Anne Frankhuis
ハウスボート博物館 Woonbootmuseum
見どころ(レンブラント広場周辺)
レンブランツプレイン(広場) Rembrandtsplein
ウィレット=ホルトハイセン博物館 Museum Willet-Holthuysen
アレーナ/アヤックス博物館 ArenA/Ajax
ハイネケン・エクスピリエンス Heineken Experience
ファン・ローン博物館 Museum Van Loon
キャッテンキャビネット(猫の博物館) Katten Kabinet
ブラウブルッフ Brauwbrug
アムステル教会 Amsterkerk
ムント塔 Munttoren
見どころ(ライツェ広場周辺)
ライツェプレイン(広場) Leidseplein
聖書博物館 Bijbels Museum
シンゲルの花市場(アムステルダム) Flower Market Singel
見どころ(美術館地区)
国立博物館アムステルダム Rijksmuseum Amsterdam
ファン・ゴッホ美術館 Van Gogh Museum
市立美術館(ステデライク・ミュージアム) Stedelijk Museum of Modern Art
オランダ・フィルム博物館 Filmmuseum
ボックスオフィス
見どころ(アルティス動物園周辺)
アルティス(動物園) Artis
アムステルダム植物園 Hortus Botanicus Amusterdam