アルクマール Alkmaar
概要
チーズ市があることで知られる。
1622年から続く伝統的なチーズ取引が行われていた。
第一次世界大戦前まで、周辺農家から持ち込まれたチーズの取引が、この町の主要産業で、1916年には1日に平均300トンものチーズが取引されていたという。
今日では、アルクマールのチーズ市の取引量は、全盛の10%に満たないものの、そこ独特の取引で観光客を楽しませていまる。
チーズ市当日に、トラックで搬入された大量の大きな丸いチーズは、整然と長い列を作って、会場となるワーフ広場に広げられてる。
10時になると広場の端に設置された計量所にこれらチーズが順々に持ち込まれ、計量が始められます。
計量の責任者が記録をつけ、チーズの仲買人と品質監査人がチーズの質をみて値段を決める。
広場の周りには大勢の観客が集まって、売り手と買い手が互いの右手を叩きあい、交渉が成立するまでの一連のパフォーマンスを見つめている。
取引成立後、チーズはカラフルな運搬用の台に載せられ、買い手の車まで運ばれていく。
2人一組となった大柄でユーモラスな運搬人は、ときにはエダムチーズ1個2kgを80個(計160kg)も載せた荷台を担ぎ上げることもある。
掛け声とともに広場を大きく回りながら、走る姿は観光客を楽しませる。
アルクマールのチーズ市 開催日時は例年、4月初め~9月初めの毎週金曜日 午前10時~12時
アクセス
鉄道
アムステルダム中央駅からアルクマール行きの直通列車で所要30分。約30分毎。
車
アムステルダム市内から約30km。 所要40分程度。
運河クルーズ Rondvaart
アルクマールの街並みと水辺の佇まいを楽しみながら遊覧する。都会のアムステルダムとは一味違った心が和む風景に出合える。
1時間おきに運行
4月及び10月 月~土 10:00~17:00
5月と9月 毎日 10:00~17:00
見どころ
チーズ市 Kaasmarkt
4月初旬から9月初旬の金曜日、朝10時から12時まで開かれる。
周辺の農家でできた赤や黄色のエダム・チーズを、運搬人たちが、ワーフ広場Waagpleinにある計量所で計量され、せり市にかけられる。
市庁舎 Stadhuis
16世紀の建造で、日本や中国から17世紀ごろ輸入された陶器類を展示。
聖ロレンス教会 Grote St.Laurenskerk
16世紀初頭のゴシック建築。
チーズ博物館 Kaasmuseum
4~10月 月~木・土 10:00~16:00、金 9:00~16:00
国立デ・ボームビール博物館 Nationaal Biermuseum De Boom
月~土 13:00~16:00(チーズ市のある金曜 10:00~16:00)
祝日・月曜休み