ラバト Rabat
概要
隣接するイムディーナの町とともに栄えた庶民の町
もともと一つの町だったが、アラブ民族によって分割された。
紀元前218年から紀元後870年までローマの支配下にあり、当時の遺跡が残っている。
4世紀頃に造られた地下墓地が町にいくつかあることで知られている。
見どころ
ローマ古美術館 Museum of Roman Antiqunies
ローマの支配下にあった頃のマルタの繁栄と富を示す古美術品の数々が展示されている。-聖パウロの洞窟 St. Paul's Grotto
紀元60年、聖パウロが漂着し、この島に滞在した3ヵ月の間、住んだ洞窟。
聖パウロカタコンベ St. Paul's Catacombs
マルタで最も大きな地下墓地で、広さは22万㎡以上ある。
1000もの墓地が連なる。
時代はローマ帝国からビザンチン帝国の時代のものでハイポジウムよりもかなり後になる。
岩石を彫り刻んで造った円卓は「アガぺ・テーブル」と呼ばれるもので、会葬者たちがお別れの会食に使用したもの。
内部は自由に見学できる。写真撮影も可。オーディオガイドに日本語はない。
聖アガサカタコンベ St. Agatha's Catacombs
4000㎡の広さがあるが、見学できるのは1か所だけ。
3世紀に聖アガサが当時のローマ皇帝デチオの迫害をのがれたところとされている。
内部にアラバスター製のこじんまりした像が立つ。
日曜休み。