ギリシャのアクセス・国内交通
ギリシャへのアクセス
現在、日本からギリシャへの直行便はない。
最低1回の乗り継ぎが必要になる。
ヨーロッパ経由の場合
日本からパリ、ローマ、ロンドン、フランクフルト、アムステルダムなどまで11-13時間ほどで、これらの都市からギリシャまで2-4時間ほど。
ヘルシンキは9-10時間で、ギリシャまで4-5時間ほどとなる。
アジア・中東経由便
ヨーロッパ以外では、ドバイやアブダビ、イスタンブールやドーハなどで乗り継ぐ方法があり、フライト時間はヨーロッパ経由とあまり変わらないが乗継ぎ待ち合わせ時間が航空会社によって大きく異なる。
帰路の乗り継ぎ地での宿泊を余儀なくされる場合もある。
ギリシャ国内の交通事情
航空便
ギリシャ国内の空路はオリンピック航空とエーゲ航空によって結ばれている。
夏季の最盛期と冬季では運行本数が大幅に違う。
2001年に新たにアテネ国際空港が開港
郊外を走る新たな民間の高速道路であるアッティキ・ハイウェイ (en) が2001年に開通、そして2000年以降、アテネ地下鉄が拡張された。
ギリシャの島嶼部と主要都市の多くはギリシャの二大航空会社、オリンピック航空とエーゲ航空によって結ばれている。航路は水中翼船、カタマラン(双胴船)を含む最新の高速船で運航されている。
航路
エーゲ海の島々とはフェリーやクルーズ船が就航している。
サロニコス諸島 Saronikosなど近距離へは、水中翼船、カタマラン(双胴船)、1日クルーズなどがアテネ・ピレウスと運行されている。
キクラデス諸島 Cycladesやドデカニサ諸島 Dodekanisaは、アテネ・ピレウスと結ばれている。
イオニア諸島 Ioniaはパトラなどと運行されている。
日帰りクルーズ
サロニコス諸島のエギナ、イドラ、ポロス3島巡り
年間を通して運行している(これだけ)
8:30ピレウス港出航
3泊4日、4泊5日のクルーズ
ミコノス、サントリーニ、クレタ、ロードスなどの島の巡る。
一年のうちほぼ半年ほど運行している。
出航曜日により、船会社により寄港時間が異なる。
鉄道
他のヨーロッパ諸国より鉄道の整備が遅れている。
アテネとテッサロニキ間の幹線路線はやっと複線電化されたというところで、
滞在時間がたっぷりある鉄道マニア以外はその利用はお勧めできない。
長期間の運休区間もあり、運行していても本数が極端に少なく、定刻通りの発着もしていない。加えて、告知なく頻繁にストライキが実施されたリしている。
時刻表やネットでは、ヨーロッパ諸国、バルカン諸国との直通列車のダイヤが見出されることもあるが、あてにならない。
長距離バス
ギリシャ本土の主要都市とはアテネから直通バスが運行されている。
観光地によっては途中の都市で乗り換えすることもある。
タクシー
黄色のボディのタクシーはメーターがついている。
観光地で貸し切りもできる。
(注意)
町のどこでも手を上げれば止まってくれるが、ギリシャでは、手のひらを相手に向けるのは「お前はバカヤロー」を意味する。手を上げるときには手の甲を車に向けること。
道路事情
主要都市間は高速道路が整備されているが、中小都市へはまだ一般道路のままである。
本土の観光地とはほとんど問題ない。
レンタカーでは、経済危機でむしろガソリンスタンドが少なくなっているので早めに給油しておく必要がある。