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ギリシャの現地情報

ルール・常識・習慣・マナー

手振りに注意

ギリシャでは、手のひらを相手に向けるのは「お前はバカヤロー」を意味する。手を上げるときには手の甲を相手に向けること。町でタクシーをつかまえるときなどにご注意。

ノースリーブ・短パンでは聖堂に入れない

どんな宗教の建造物でも教会・聖堂内では、袖のないものや腹が出ているようなシャツ、素足丸出しの短パンなどは禁止されている。夏季の暑いときなど特に注意が必要である。

ドレスコード

船内に宿泊をするクルーズを利用する場合には、夕食・パーティの席用に、ある程度フォーマルな服を用意すべきだ。ジーンズなどは避けるべきだ。
日帰りクルーズでは夕食がないので自由で構わない。

喫煙

公共の建物内は全面禁煙となっている。
ヨーロッパ諸国の中で喫煙率が一番高いのだが、違反には厳しく罰金が科せられる。

飲酒

公共の場、地下鉄やバスなどでの飲酒は基本的に禁止されているが、ビーチでの飲酒は禁止になっていない。

レシートをもらう

ギリシャが経済事情が悪化した要因の一つに、一般商店の脱税の横行がある。
売り上げ計上していないのが当たり前に通っていたことに起因する。
これを解消するため、レシートの発行を厳しくチェックし始めている。値段をまけろと交渉すると、大体領収書を発行しないことが多かった。

年齢制限

18歳未満にアルコール類を提供した場合、店主が罰せられるのが、店主の判断でパスポートの提示を求められることがある。
煙草も18歳未満は禁煙・禁酒となっている。

治安状況

経済状況が悪化しているため、スリ、置き引き、ひったくりなどの被害も多くなっている。現金をたくさん持ち合わせている中国人などが増えていて、日本人との区別ができないため、アジアの中高年は狙われやすい。暗くなってからの一人歩きは十分注意する。

ギリシャ人は社交的で、外国人旅行者に気軽に話しかけてくるが、無視してもいけないが、おいしそうな話を持ち込んだら注意が必要だ。日本語や優しい英語が来たら特に注意だ。悪徳バーに誘われることもある。
ニセ警官も出没する。パスポートを見せろ、財布を見せろと言って、巧みに抜き取る場合がある。いわれても、「ノー」と言ってその場を立ち去る。
親しく飲んだあとで法外な値段を請求されたり、睡眠薬入りの飲物や食べ物をすすめ、昏睡させたあとで金品を奪うなど。

トラブル防止

クレジットカードのスキミング 飲食店、商店で支払いのクレジットカードを利用する際、レシートの控えにサインや暗証番号を打ち込む際に金額を確認すること。
手書きのレシートでは金額欄の書き換えができないように頭にユーロの記号€を付け加える。

悪徳旅行会社

定期観光やクルーズを利用しようとして、わかりやすい看板などで割安なツアーを売っている旅行業者が要る。いろいろ見比べて破格だったら、おかしいと思うことだ。
特に町の中でしつこい客引きをしているのは信用しないこと。
ギリシアでは呼び込み行為は違法となっている。

レストランの値段は厳しくチェック

なぜかロブスターを食べたがる。値段が記されていない、時価の場合や、グラム単位につきなどと書かれていることがある。付け合わせが別料金の場合もある。
町の中でレストランのチラシなどをもって客引きしている場合がある。料金などでインチキが多い。

物価の目安

ギリシャの通貨単位が2002年以前のドラクマの時には、ほかのヨーロッパに比べて物価が安かったが、ユーロに移行してから、インフレ傾向が進んで物価はどんどん上昇していった。
経済危機が来て国民の収入は上がらないのに、公共料金が高騰し、それに伴って一般消費物価も上昇していったため、ほかのヨーロッパに比べてかなり安いということはない。
しかし、旅行者にとっては、ヨーロッパのほかの先進国に比べると若干安いといえる。
それでも夏季の観光シーズンでは相変わらず物価は高騰する。

税金

ギリシャの付加価値税(消費税)は23%だが、医薬品や書籍は6.5%、食品は13%になっている。しかし、日用品は23%となっている。

ビジネスアワー

銀行

一般的には月~木曜が8:00~14:30、金曜が8:00~14:00で、土・日曜、祝祭日は休み。
大都市では月~金曜は18:00頃まで営業しているところもある。
両替業務だけは所定時間まで営業しているが、ATMは使えないところが多い。
金融危機で市民がATMに長い列を作っている光景はしばしば報道されているが、時々刻々変化する状況の中でもEUの中でのギリシャのマイナス成長は急速には変化しないので、しばらく同じ状態であると考えられる。銀行の営業時間も不安定になる。

商店

月・水・土曜は9:00~15:00、火・木・金曜は9:00~14:30と17:30~20:30、日曜は休み。観光客の多い場所では1日中営業しているところも多い。

スーパーマーケット=月~金曜は8:00~21:00、土曜は8:00~15:00、日曜は休み。

レストラン

季節によって異なる。12:00~15:30と19:00~24:00。
人気観光地では終日休みなく営業しているところもある。

チップ

ギリシャではチップの習慣がある。サービス料が含まれている場合でも、チップが期待されている。

レストラン

サービス料金が含まれている場合が多いが、支払い時にきりのいい金額を切り上げて渡すのが一般的。
クレジットカード払いの場合は、勘定書を持ってきてもらったときにチップ額を記入してサインしてもいい。

タクシー

料金の5~10%程度を。
復活祭(イースター)とクリスマスの時期には料金に規定額が加算される。

ホテル

ホテルのクラスによっても異なるが、一般的には、ポーターに荷物を運んでもらうとき、荷物1個につき€1、ルームサービスを頼んだときは、その都度€2-3ほど。ベッドメーキングには1泊あたり€1を枕の下に置いておく。
ベッド脇のテーブルに置くと、チップではないと勘違いして受け取らない場合がある。

クルーズ

船内宿泊をするクルーズの場合は、1日あたりUS$10程度を最後にまとめて渡す。
一日日帰りクルーズでは不要。

飲料水

アテネなどの都市部では水道水が飲めるようになっているが、硬度は高めなので、市販のミネラルウォーターを飲んだ方がいい。
島では雨水を煮沸させただけの水を使っている。

トイレ事情

ギリシャは野外の遺跡が多く、敷地も広いため、トイレを探すのも苦労することがある。入り口付近や駐車場内にはあっても、遺跡内にはほとんどない。観光シーズンには行列していることが多い。












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