メテオラ Meteora (カランバカ Kalambaka)

概要

「空中に吊り上げられた」の意味
アテネから北西に約350kmに位置し、肥沃なテサリア平原にそびえるオリンポス山。
ピニオス川などの浸食作用により削られた奇岩群の20~30mから400mの頂上には、「岩の塔」が立ち並ぶ.これらはメテオラの修道院という。
14世紀に厳しい戒律を定めたアタナシウスによりメガロ・メテオロン修道院(メタモルフォシス修道院)が建てられて以来、15~16世紀に隆盛を極めた24もの修道院は以後衰退し、現在は6つの修道院だけが在住している。
いずれも木の回廊と尖塔を持つ修道院は、周囲の森や渓谷を背景に上れそうにないように思える岩山から下界を見下ろすような姿をしている。

麓にあるカランバカ Kalambakaの村から車を利用して主要修道院めぐりを行う。
見学には多くの階段を上るので滑りにくい靴を用意したい。
村には12世紀の聖母マリア教会堂や、ドゥピアニ隠遁所などもある。Qkbt

6つの修道院

メガロ・メトオロン修道院(グレート・メテオラ)

620m、最高。最古の男子修道院
ロープウエイで昇ることができる。

ヴァルラーム修道院

16世紀のフレスコ画
1541年に建立された。大メテオロンのすぐ隣に立つ修道院。
内部にはクレタ派の画家フランゴス・カテラノスによるフレスコ画がある。

アギア・トリアダ修道院

1475年、ドメティオスにより創建された。至聖三者に捧げられた修道院。

聖ステファノス修道院

修道院そのものは14世紀前半に存在していたが、1367年に共住の修道院として創建された。現在は女子修道院。メテオラの中では修道士の活動が早くから見られた場所で、1192年には隠修士イェレミアスがいた事が知られている。
主聖堂には聖ハラランボスの聖遺物が安置されている。

聖ニコラオス・アナパフサス修道院

教会の木彫りの壁が美しい
通常聖ニコラオス修道院と略称される。
クレタ出身のセオファニスという画家による壁画「最後の審判」が残る。

ルサノス修道院

花僧院
現在の修道院は1545年の創立。垂直に切り立った岩の上に三層建ての修道院の建物が建つ。1950年以降、女子修道院となっている。

そのほかの修道院

アギオス・ハラランボス修道院
最大の女子修道院

メタモル・フォシス修道院
メテオラの行政を司る

アクセス

アテネから日帰り旅行の可能性

列車が定刻通りに発着すれば、アテネからカランバカに到着してからアテネ発の列車が出発するまでに4時間ほどの時間があるので、駅前から観光タクシーでメテオラを観光することは可能である。
しかし、しばしば列車の遅延のリスクがある。また、鉄道はしばしば予告なくストライキが行われる。
しっかり観光したい場合は、カランバラなどに宿泊して時間をかけて巡るほうがいい。
タクシーのチャーター料金は、訪問する修道院の数などで異なるが、交渉次第で30ユーロくらい。シーズンによっても異なる。

定期観光バス

午前半日観光
終日観光
サンセット観光
修道院の休館曜日が異なるため、ツアーの行き先が曜日により変更される。

鉄道

アテネ中央駅(国鉄ラリッサ駅)からカランバカ行きは、直行便と乗換便がある。
直行便は1日1便(2便の時期もある)しか運行されていないので事前予約が必要である。
所要時間約4時間30分
(直行便)
アテネ8:27 → カランバカ13:18
カランバカ17:32 → アテネ22:12
(乗換便)
アテネよりテッサロニキ方面行きの列車で、パレイオファルサロス Palaeofarsalosで乗換えて、終点のカランバカ駅下車(1日4本程度)

長距離バス

カランバカ行きは1日5便ほど運行されている。
カランバカの手前のトリカラ Trikalaという街で、乗り換える必要がある。
アテネから5時間半ほどでカランバカに到着。
トリカラからカランバカまでのバスは、テッサロニキからの乗客もいるため混雑していて、立ち席になる場合もある。トリカラよりカランバカ行きは30分に1便程度の運行、所要時間約30分。

アテネのカランバカ行きバスターミナル

リオシオン・バスターミナル Terminal B Coach station
104 45, Agiou Dimitriou Oplon 14, Athina
カランバカ行きのバスは1日5本くらいでてるみたいです。
カランバカの手前のトリカラという街で、1回バスを乗り換える必要があります。
アテネから5時間半ほどでカランバカに到着。
トリカラからカランバカまでのバスは、長距離バスなのに人が多すぎで立たされる始末…

















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