ブルガリアの概要
国 名
ルガリア共和国 Republic of Bulgaria
漢字表記は勃牙利で、勃と略される。
国コード
ISO 3166-1=BG/BGR/100
NET=.bg
IOC=BUL
プロフィル
長方形の国土の農業国で、ヨーグルトが有名。
バルカン半島の要地にあったため異民族の干渉を受け、14世紀後半から約500年間オスマン朝に支配されていた。
現在でもトルコ系住民が多く、イスラム寺院と教会が並ぶというような異文化が混在した独特の雰囲気がある。
香水などのバラのエッセンシャル・オイルの世界市場の約7割がブルガリアで生産されているもの。
社会主義国から共和国になってから各地で良質のワインの生産が伸び、世界中で愛されるようになっている。
2007年にEUの仲間入りをしたが、最貧国の中に入るため、知識層や若年労働者層がどんどん西欧に流出していて、国内は一向に発展しない。特にインフラの整備が遅れていることと、治安事情が決していいとは言えない。
国のシンボル
国 旗
上から白、緑、赤の3色
白が平和と友好、緑が農業と森林、赤が軍隊の勇気と忍耐を表わす。
国 花
ダマスクスバラ
国 歌
「愛しき祖国よ」Mila Rodino
1964年に国歌として制定された。
歌詞は第3節まである。
国 土
ブルガリアはトラキア、モエシア、マケドニアなどの古くからの地方で構成されている。
国土の三分の一を山岳地帯が占め、低地が少なく、海抜200m以下の国土は32%にすぎない。
バルカン山脈が国土のほぼ中央を東西に走る。
バルカン山脈(スタラ・プラニナ)とスレドナ・ゴラ山脈の山脈にはさまれた一帯はバラの谷と呼ばれ、各地にバラ畑が点在し一大生産地となっている。
北部はドナウ川流域の平原で、南部はソフィア盆地と丘陵地。
ドナウ川はルーマニアとの国境にもなっている。
東は黒海
西はユーゴスラビア、マケドニア
北はルーマニア
南はギリシャとトルコ
に接している。
最高峰はムサラ山(2925m)
面 積
110912km2, (本州の約半分)
政治形態
政 体
共和制
独立年月日
1878年3月3日、オスマントルコより独立
1908年9月22日、王国成立
1946年9月、人民共和国成立
1989年11月、共和国へ移行
国連加盟 1955年12月14日
首 都
ソフィア Sofia,約150万人(ブルガリアの約5分の1)
地方区分
28の州
ブラゴエヴグラト州
ブルガス州
ドブリチ州
ガブロヴォ州
ハスコヴォ州
クルジャリ州
キュステンディル州
ロヴェチ州
モンタナ州
パザルジク州
ペルニク州
プレヴェン州
プロヴディフ州
ラズグラト州
ルセ州
シュメン州
シリストラ州
スリヴェン州
スモリャン州
ソフィア市
ソフィア州
スタラ・ザゴラ州
トゥルゴヴィシテ州
ヴァルナ州
ヴェリコ・タルノヴォ州
ヴィディン州
ヴラツァ州
ヤンボル州
国 民
人 口
約710万人
民 族
ブルガリア人約80%、トルコ人9、4%、ロマ(ジプシー)3、7%、アルメニア人など
言 語
ブルガリア語(公用語)
大都市のホテルやレストランでは比較的英語は通用する。
ロシア語、ドイツ語も通じやすい。
いろいろな表示はほとんどキリル文字を使っている。
宗 教
大多数はブルガリア正教(ギリシャ正教等が属する東方教会の一派)。
イスラム教が12.2%、ローマ・カトリックが0.6%、プロテスタントが0.5%、ユダヤ教0.8%など