ベログラトチク Belogradchik


概要

人口約5800人
ベログラトチクは「小さな白い町」を意味し、バルカン山脈のふもとの丘陵地帯にあり、セルビア国境のすぐ東、ドナウ川沿いのヴィディン市から50kmほど南に位置している。
町は不思議な形をした奇岩・ベログラトチク岩で知られる。
新世界七不思議の投票でもベログラトチク岩は岩項目で上位になっている。
岩は90平方キロメートルにわたって広がり、最も高いところで200メートル程の高さがある。町は奇岩と中世のベログラトチク要塞で知られている。

見どころ

ベログラトチク要塞 Belogradchishka krepos

ブルガリア国内で最も保存状態のいい城砦建築のひとつとなっている。
厚さ約2m、高さ約12mの城壁を持つ。城内は三つの郭に分けられており、それぞれ城門によって結ばれている。要塞全体の面積は約10210m2となる。
この地域の奇岩群は防御面で天然の要塞となっており、城壁は要塞の南東部と北西部にのみ建てられている。城の中庭は高さ70mに達する岩壁で囲まれている。
ローマ帝国時代に建造。後ブルガリア王国に拡張し、その後1396年にオスマン帝国軍の攻撃を受けて占領された。オスマン帝国はこの地域での反乱勢力の鎮圧を進めるために要塞をさらに拡張した。19世紀になると更なる変化がもたらされた。それはこの時代のオスマンの典型的な建築術を用いて全面的な改築が実行され、要塞はさらに拡張された。
さらに、19世紀になってフランスやイタリア人の建築者による大幅な修復が行われ、 要塞にヨーロッパ・スタイルも組み込まれた。
1850年にはベログラトチクの反乱が発生し、要塞はその鎮圧に重要な役割を果たした。
1885年にセルビア・ブルガリア戦争に使われたのを最後に実戦に用いられることはなくなった。

郊 外

マグラ洞窟

ベログラトチクから18km離れた山にある。
長さ2.5kmもあり、ブルガリアで最も大きな洞窟の一つとなっている。
洞窟内には大きなホールがあって、定期的にコンサートが行われている。
マグラ洞窟にコンサートホールの 様に大きいところもあって、実は中にます。
マグラ洞窟の中の気温は12-13度で、湿度も一定に保たれている。
洞窟の一部で発泡性ワインの熟成に利用されている。
















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