バルチック Balchik
概要
黒海沿岸に位置する南ドブルジャ地方の町で、海岸沿いのリゾート地である。
ヴァルナから北に42kmにある。町は海岸に沿ってドブルジャ台地の上に広がっている。
見どころ
バルチク宮殿
ルーマニアが統治していた時代にはバルチク宮殿はルーマニア王妃マリアによって夏の避暑地として建てられた。小さい修道院や複数の別荘、宮殿内の公園の真ん中を流れる泉などの施設が建てられた。王妃マリアの要望に応じて周辺地域から 水車小屋やブドウ園が公園に移された。
マリアのオリエンタル・ヴィラには、彼女の遺言に従って、心臓が収められていた。1940年のクラヨーヴァ条約によって南ドブロジャがブルガリアに返還されると、マリアの心臓はルーマニアに移送された。
バルチック植物園
バルチク宮殿と隣接するバルチク植物園で、町の重要な観光名所となっている。
1940年から ソフィア大学の植物園になって、2000種類もの植物が植えられた。
特に1000m2に広がっている 巨大サボテンの数が多くて、モナコに続いて ヨーロッパで最も大きなサボテンコレクションになっています。この植物園にはブルガリアでほとんど 見られないイチョウも植えられている。