チュニス Tunis

概要

チュニジアの首都。

カルタゴが隆盛した時代には、その衛星都市としての位置づけであった。
紀元前146年に第3次ポエニ戦争でローマによって破壊され、以降はカルタゴと運命をともにした。
しかし、チュニスはイスラム帝国の支配下で復興し、聖地として重要視された。
13世紀にムワッヒド朝から独立したハシフッド朝は首都をチュニスに置いている。その後、オスマントルコの傘下を経て1881年にフランスの植民地になった。
1956年に独立を果たすと、チュニジアの首都として今日を迎えている。
PLOの本部や22のアラブ諸国で構成されるアラブ同盟の本部が構えられたこともある。

市街はチュニス湖の西側に広がっている。
目抜き通りは、中央に緑地帯があるハビブ・ブルギバ通り。
北から延びてくるパリ通りはここを交差するとカルタゴ通りと名称が変わる。この界隈がチュニスの繁華街となっている。
街路樹の脇に白いコロニアル風のビルが立ち並び、地中海の明るい雰囲気にあふれれた都市景観だ。
その西側の一帯は、不規則に小路が入り組む旧市街。
中央に9世紀完成の歴史あるグランド・モスクが立つ。周辺には日用品を扱う商店や手軽な料金のレストランが数多く並んでいる。
伝統的な街並みが続く旧市街は、1979年に世界遺産に登録されている。kj

空港

チュニス・カルタゴ国際空港 L'aeroport international de Tunis-Carthage(TUN)
市街の北7km

市内の交通

市内路面電車(メトロ)がチュニス市内を走る。

郊外列車TGMがブルギバ通りの東端からカルタゴ、シディ・ブ・サイドを結ぶ。
(チュニス首都圏バス・メトロ・TGM)

市街地

旧市街地区と新市街地区がある。

新市街

目抜き通りハビブ・ブルギバ通りはカフェがある。
高級土産店、ホテル、しゃれたレストランなどが並ぶ。

旧市街

バブ・バール(フランス)門を抜けて入っていくとチュニジアらしい旧市街メディナ。
細い道の両側に所狭しと店が並んでいる。

見どころ

バルドー博物館
チュニジアのルーブル」といわれる。
モザイクタイルでは世界最大
カルタゴの遺跡の出土品ではカルタゴ国立博物館をしのぐ

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