タバルカ Tabarka

概要

チュニジアの北西端、アルジェリア国境近くにある町。

紀元前5世紀にフェニキア人の交易地となり、ローマ時代にも大理石などの輸出港として繁栄した。7世紀からはイスラム勢力の支配下に置かれていた。

16世紀になるとオスマン・トルコ傘下の海賊によって占領されたが、スペイン艦隊が撃破。交渉によりジェノバの銀行家ロメリーニが権利を買い取り、海岸のすぐ近くの島に城砦を築いて、町の実権を握った。サンゴの採取で富を得て、大勢の従者を抱えていた。しかし、1741年にアリ・パシャ・ベイに包囲されると、住民の一部はサルディニア島に避難し、残った人々は奴隷となった。

この町はコルクの加工でも有名。南方のクリミリ山地にはコルク樫の木が生育する。町にはコルクの作り方を紹介するコルク博物館がある。kj

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