マハディア Mahdia

概要

スースの南約60km。チュニジア中部の海岸エリアにある町。海に突き出した小さな岬に街が広がっている。

小さな漁村だったこの地域を、10世紀初めにウバイドゥアーがファーティマ朝の最初の首都に選んだ。

973年には首都がエジプトのカイロに移されるまでの短期間に、宮殿やモスクが建設され、街は城壁で囲まれた。その後は様々な勢力に翻弄され、破壊と再建を繰り返した。しかし、近代に入ると情勢は落ち着き、港は漁業や貿易で活気を取り戻した。

岬全体を占める旧市街の西側の内陸部へ街は拡張されている。

海岸線を西へ辿っていくと、観光開発されたツーリスティック・ゾーンに行き着く。そのエリアには大型ホテルやレジャー施設の建設が進められ、観光客で賑わいを見せている。kj

Conpyright © sera9.com