ドゥッガ Dougga

概要

広さ65ヘクタールに及ぶ巨大な古代都市遺跡。

チュニジア最大規模のローマ遺跡、保存状態が良く、修復も進んでいて、チュニジアを代表する遺跡のひとつに数えられる。

1997年に世界遺産に登録されている。

この地域には古くからヌミディア人が居住し、紀元前4世紀にはヌミディア王国の拠点になっていた。

第2次ポエニ戦争後はローマと同盟関係にあったヌミディア王国はにとって、カルタゴの植民地を見据える高台にあるこの土地は軍事基地として最適であった。

カルタゴが滅亡し、ローマの属州となってからも、政治的な中心地として繁栄した。
数々の施設が建造され、最盛期には人口は1万人以上に膨れ上がり、栄華を極めた。

ローマ帝国時代の建築を中心とする遺跡のなかでも、目玉となるのが3つの神を奉るキャピトル。

コリント式の円柱が復元され、威容を見せている。また、19段の観客席を持つ野外劇場は3,500人を収容する大規模なもの。
そのほかにも劇場、風の広場、キャピトル、フォルム、アレクサンデル・セヴェルスの凱旋門、住居、リキニアの浴場、トリフォリウムの家(売春宿)、リビコ・プニック廟など興味深い遺跡が数多く配されている。Qkj

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