ブラ・レジア Bulla Regia

概要

チュニジア北西部にある古代都市遺跡。

かつてヌミディア王国の首都が置かれていた。ヌミディア王国はベルベル人の部族連合。

紀元前3世紀末に第2次ポエニ戦争が起こった頃、東方のマッシュリー族はカルタゴと同盟し活躍した。しかし、王が亡くなり、息子のマシニッサもローマ軍に敗れ降伏。その間、当初はローマについた西方の一族が東方を制圧し、カルタゴに寝返っていた。後にローマ軍はこの地域を征服すると、マシニッサを統一王国の王に即位させた。その後、ヌミディアはローマと連携してカルタゴを滅ぼし、勢力を拡大した。しかし、紀元前49年のローマの内乱でポンペイウスを支援し、勝利したカエサルによって王国は滅ぼされローマの属州となった。

遺跡はヌミディア王国からビザンティン帝国の時代の建造物。

熱気を避けるため地下に造られた住居遺跡を見ることができる。床一面にローマ時代の精密なモザイクが残っている。

「アンフィテリテの家」には2世紀に作られた美しいモザイクが復元されている。Qkj

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