ベンガジ Benghazi

概要

キレナイカ半島の西部、シドラ湾に面するキレナイカの中心都市。
トリポリに次ぐリビア第2の都市でもある。
紀元前7世紀頃に古代ギリシア人のよって町が建設されたと言われている。紀元5世紀には戦乱に巻き込まれ、町は破壊された。しかし、紀元前3世紀にプトレマイオス朝によって再建され、町は「ベレニス」と呼ばれた。海岸地区に当時の遺構が集中する区画がある。
その後はローマの支配を経て、5世紀にはヴァンダル人の攻撃を受けて衰退していった。 しかし、13世紀頃からイタリア商人たちに貿易港として見出され、町は徐々に復興の兆しを見せた。16世紀にオスマン・トルコの傘下に入ると、商業、貿易の町として躍進を遂げている。
1911年にイタリアがキレナイカに侵攻すると、ベンガジは抵抗を試みたが陥落。多くの犠牲者を出した。
第二次世界大戦においては、枢軸国と連合国の間で争奪が繰り返され、市街は爆撃により大きな被害を受けた。
戦後、オイルマネーによって街は再建。近代的な街並みを見せている。kj

空港

ベンガジ国際空港 Benghazi International Airport(BEN) 市内から29km