旅行事情
治安状況
2007年末の大統領選挙結果をめぐるトラブルから民族対立が激化し、建国以来初めての民族虐殺事件が起きた。
これにより治安は悪化し、略奪や強盗が起きやすい状況になっている。
都市部では治安の不安定地区もあるので、現地の人の多いところへは行くべきではない。
ナイロビ以外の中小都市でも状況は変わらない。
通 貨
ケニア・シリング,Kenyan Shilling(Ksh=KES)
紙幣は1000sh、500sh、200sh、100sh、50sh
コインは40sh、20sh、10sh、5sh、1sh
レート
US$ 1= 約105.5 ケニア シリング (KES)
\100 = 約87.49 ケニア シリング (KES)
1.00 ケニア シリング (KES) = 約\1.143 日本円 (JPY)
両替
空港は24時間開いている。
ナイロビや主要都市にある銀行や公認両替商では日本円もケニアシリングに両替できる。
USドル、英ポンド、ユーロが主要なホテルやレストラン、土産物屋ではそのまま使える~。ただし、釣り銭は現地通貨で返される。
クレジットカード
VISA、Diners, Master,AMEXは主要ホテル、レストラン、旅行代理店で通用する。
M-PESA
クレジットカードがあまり普及しないケニアでは、スマートフォンが急速に普及し、現地の人はスマホで決済する「M-PESA」という決済システムを使っている。
市内の取扱店に現金を支払い、スマホにチャージしてもらう。あとは、支払先でスマホで決済する。このシステムがケニアでは広く普及している。
時 差
日本と -6 時間、GMT+3時間、(夏時間 なし)
電気・通信事情
電圧:240V-50Hz:
プラグ;B/B2/B3/E 3ピンタイプ、英国の統治時代からのもの。
テレビ・ビデオ方式;PAL方式
通信事情
ケニア国内にしばらく滞在する人は、現地で携帯電話を購入した方が安上がりだ。
3000円くらいからある。SIMカードとプリペイド式通話料金契約で1か月600円くらいで1か月くらいは使える。日本の携帯でたびたび通話する習慣がある人にはこの方が便利だ。
ただし、タンザニア近くでは通じないことがある。
インターネット
ほとんどのホテルで、メール、インターネットサービスを利用できる環境になっている。
主要都市では、インターネット接続を提供する私営ビジネスセンター、インターネットカフェがたくさんある。
WiFiルーター
海外用のルーターを持参すれば、現地でケニア国内対応のSIMカードを携帯電話を完売している店で入れる。
ナイロビのホテルでは、パスワードをチェックインの際に教えてもらえばすぐにつながる。
屋外や郊外ではWIFIルーターが必要になる。
国際通話の国番号;254
郵便
小包は大きな郵便局でのみ扱っている。
気 候
ナイロビなど中部一帯は高原地帯(標高1200m以上)で,平均気温10~28℃で乾燥してしのぎやすい
7~8月は曇りがち、気温も10℃を下回ることがある。
北部はさらに乾燥して砂漠気候となる。
海岸地帯は7~9月の乾期以外は高温多雨、雨期は1年に2度ある。
3~5月が大雨期、10~11月が小雨期
ナイロビ; 1月19,4℃、 7月17℃
モンバサ; 1月27,3℃、 7月24,4℃
天気情報
服装
一年を通して寒暖の差はないが、標高の高いナイロビやサファリをする地域では、朝晩は冷え込むので長袖トレーナーやフリースは必携である。
(現地に持っていくもの)
国内線の重量制限が厳しい(15kgまで)ので、荷物はできるだけ軽くしなければならない。
スーツケースのような重いものより、バックバックなどがお薦めだ。
服についても必要最小限にしておく。サファリ旅行するのだから多少の汗の匂いがあっても気にしない。
写真撮影を目的にする旅行者が多いが、何台もカメラを凝ってくるところではない。望遠レンズ1本と決め込む決意が必要だ。
フィルムの重量のことを考え、多くの撮影ができるメディア(カード)を使用するデジカメの方がいい。
バッテリーの充電器とプラグのアダプターをを忘れずに持参しよう。
蚊の予防の電池式かとり器やスプレーは必携だ。
サファリツアー
動物サファリ
9月が最も旅行者が多い季節となる。
雨に恵まれ、タンザニアのセレンゲティ(Serengeti)から隣接する北のマサイマラ(Masai Mara)の草原に150万頭以上のヌーの大移動が始まりるからだ。
サファリツアーの参加
サファリツアーは現地でも申し込みできる。
各国の旅行者と混乗になる。
ホテルで申し込んだ場合には、通常ピックアップに来てくれる。(要確認)
国立公園、国立保護区内に入ったら、基本的に車外には出られない。
車外に出ると肉食獣に襲われる危険があるからだ。
ゲーム・ドライブ(動物を探しながらのドライブ)中は、ほとんど休憩を取ることがないので、トイレは必ず事前に済ませる。
どうしてもしたくなったら、その旨をドライバーに伝え、肉食獣が来ないような安全なところまで移動してもらう。草むらでするのでトイレットペーパーは必携。
サファリ・ツアーが終わったら、ドライバーとクーリエ(またはエンジニア)に一人一日あたり100ケニア・シリングのチップを渡すのが習慣となっている。彼らの生活費の一部になっていることを忘れずに。
サファリツアー参加の注意事項
野生動物にエサを与えてはいけない。一度エサを与えてしまうと癖がついてしまい、人の手に持っているものまで奪おうとする。
肉食動物はおとなしそう見える。車が近づいても気にしない場合が多い。どんな場合でも決して車を降りて触ってみようなんて思ってはいけない。
草食動物はちょっと物音を立てるとすぐに逃げてしまう。車が停まっただけでも、警戒して走り去ってしまうことが多い。同乗の人たちは静かに見ているので、大きな声を出さないこと。謝の気持ちでもある。もちろんツアーに満足できなかった場合は、チップを払う必要はない。
観光局・現地旅行社(リンク)
ケニア観光局
http://www.magicalkenya.com (英語)